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行政裁量の種類と範囲及びその司法審査に関する次のア〜エの記述のうち、判例・通説に照らし、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
ア要件裁量とは、要件を満たすときに処分をするかどうかや、どの処分を選ぶかについての行政庁の判断の余地をいう。
イ行政計画における裁量に関して、鉄道の高架化に関する都市計画の変更が争われた事件で、判例は、都市施設の規模、配置等に関する事項を定めるに当たっては「政策的,技術的な見地から判断することが不可欠である」から、その判断は、これを決定する行政庁の広範な裁量に委ねられているとした。
ウ行政事件訴訟法には裁量処分の取消しについての定めが無く、裁量処分に裁量権の範囲の逸脱又は濫用があった場合には「裁判所は、その処分を取り消すことができる」という考え方は、判例によって認められてきたものである。
エ非申請型の義務付けの訴えについて、行政事件訴訟法は、「行政庁がその処分をしないことがその裁量権の範囲を超え若しくはその濫用となると認められるときは、裁判所は、行政庁がその処分をすべき旨を命ずる判決をする」と定めており、仮の義務付けについても、処分をしないことが裁量権の範囲を超え又はその濫用となると認められることを、裁判所が命ずるための要件として定めている。

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