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道路及び河川の管理の瑕疵に関する次のア〜オの記述のうち、判例に照らし、妥当なもののみをすべて挙げているのはどれか。
ア河川の溢水による水害について、判例は、「道路の管理者において災害等の防止施設の設置のための予算措置に困却するからといつてそのことにより直ちに道路の管理の瑕疵によつて生じた損害の賠償責任を免れうるものと解すべきでない」とする道路についての判例は、河川管理の瑕疵にもそのまま妥当するとした。
イ国道上に故障した大型貨物自動車が約87時間放置されていた事案では、管理者が常時巡視の体制をとらず、「道路の安全性を保持するために必要とされる措置を全く講じていなかつた」から道路管理に瑕疵があるとされ、警察官に違法駐車の規制権限があることを理由に責任を免れることはできないとされた。
ウ改修中の河川について、判例は、計画が格別不合理なものでなく、早期の改修を要する特段の事由もない限り、未改修の部分があるというだけで河川管理に瑕疵があるとはいえないとし、この理は、人口密集地域を流域とする都市河川の管理にも、他の河川と同じく一般的に妥当するとした。
エ工事実施基本計画に準拠して改修が済んだ河川の水害について、判例は、同計画に定める規模の洪水から予測される災害を防止する安全性までは要せず、未改修の河川と同じく、河川の備えるべき安全性は「一般に施行されてきた治水事業の過程における河川の改修、整備の段階に対応する安全性をもって足りる」とした。
オ落石の危険がある国道での事故のように道路の管理の瑕疵が問われる場合にも、道路は、河川と同じく、財政的・技術的・社会的諸制約のもとで一般に施行されてきた改修・整備の過程に対応する過渡的な安全性を備えていれば足りるとするのが判例である。

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