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次のア〜オは、関税法違反の事件で被告人以外の第三者の所有物を没収したことの合憲性が争われた事件の判決(第三者所有物没収事件)と、関連する条文について述べた文章である。文中の〔 〕で囲んだ部分を下線部という。下線部ア〜オのうち、妥当なもののみを全て挙げているのはどれか。
ア判例は、関税法118条1項の規定による没収は、被告人以外の第三者が所有者である場合には、〔所有者である第三者に対する附加刑としての没収の言渡しにより〕、その第三者の所有権を剥奪する効果を生ずると解した。
イ判決が言及した財産権の保障に関連して、〔憲法29条は、1項で「財産権は、これを侵してはならない。」と定め、2項で、財産権の内容は、公共の福祉に適合するように条例で定めるとしている〕。
ウ判決は、〔関税法118条1項が、所有者である第三者に告知、弁解、防禦の機会を与えるべきことを定めておらず、刑事訴訟法その他の法令にも、そのような手続に関する規定が一切設けられていない〕ことを指摘した。
エ判決は、〔本件の貨物が被告人以外の第三者の所有に係ることは当審において新たに判明したところであるとして、「本件貨物の没収の言渡は違憲であつて」、原判決及び第一審判決は破棄を免れないとした〕。
オまた、〔刑法19条2項は、「没収は、犯人以外の者に属しない物に限り、これをすることができる。」と定めつつ、犯人以外の者に属する物であっても、犯罪の後にその者が情を知って取得した物は没収できるとする例外を置いている〕。

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