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法律科目の泉
憲法
社会権
生存権と社会保障の立法裁量
中級 第2問
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生存権に関する次の記述のうち、判例に照らし、妥当でないものはどれか。
1
食糧管理法違反事件の判決は、憲法25条1項について、「社会的立法及び社会的施設の創造拡充に従つて、始めて個々の国民の具体的、現実的の生活権は設定充実せられてゆくのである」と述べた。
2
老齢加算を廃止する保護基準の改定について、判例は、厚生労働大臣の判断には専門技術的かつ政策的な見地からの裁量権が認められるとした。
3
老齢加算の廃止に際し激変緩和等の措置を採るか否かについて、判例は、厚生労働大臣の判断には裁量が認められ、「被保護者の期待的利益や生活への影響等の観点からみて裁量権の範囲の逸脱又はその濫用があると認められる場合」には、生活保護法の規定に違反し違法となるとした。
4
総評サラリーマン税金訴訟の判決は、「憲法二五条の規定の趣旨にこたえて具体的にどのような立法措置を講ずるかの選択決定は、立法府の広い裁量にゆだねられており」として、所得税の課税最低限の設定についても、立法府の裁量の問題として判断した。
5
学生無年金障害者訴訟の判決は、「任意加入を認めて国民年金に加入するかどうかを20歳以上の学生の意思にゆだねることとした措置」について、立法府の裁量に属する事柄であるとして、それが著しく合理性を欠くかどうかを判断することなく、憲法25条違反の主張を退けた。
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