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司法権の限界に関する次のア〜オの記述のうち、妥当なものはいくつあるか。ただし、争いのあるものは判例の見解による。
ア空港の規制区域内の工作物の使用禁止を定めた法律が争われた事件で、判例は、法律案の審議にどれだけの時間をかけるかは専ら各議院が判断することであり、審議の時間が短かったとしても、そのことで公布された法律の効力が左右されるものではないとした。
イ市町村警察を廃止した法律の効力が争われた事件で、判例は、同法が「市町村警察を廃し、その事務を都道府県警察に移したからといつて、そのことが地方自治の本旨に反するものと解されない」として、同法がその内容において憲法92条に反し無効であるとはいえないとした。
ウ公的年金と児童扶養手当の併給を禁じた規定が争われた事件で、判例は、給付額の決定は「立法政策上の裁量事項であり」としつつ、併給調整を行うかどうかは高度の政治性を有する事柄であるから、裁判所の審査は及ばないとした。
エ国会法は、議員の懲罰について、「議員を除名するには、出席議員の三分の二以上の多数による議決を必要とする。」と定めている。
オ憲法は、両議院は各々「院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる。」と定めている。

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