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即時取得に関する次のア〜オの記述のうち、判例・通説に照らし、妥当なもののみをすべて挙げているのはどれか。
ア判例は、無権利者から動産を譲り受けた者が民法192条により所有権を取得するには、「一般外観上従来の占有状態に変更を生ずるがごとき占有を取得することを要し」、占有改定による引渡しを受けただけでは、善意無過失であっても即時取得は認められないとした。
イ民法195条は、家畜以外の動物で他人が飼育していたものを占有する者は、「その占有の開始の時に善意であり」、かつ、その動物が飼主の占有を離れた時から二年以内に飼主から回復の請求を受けなかったときは、その動物について行使する権利を取得すると定めている。
ウ通説は、即時取得による権利の取得は前主の権利を引き継ぐ承継取得であり、前主のもとで動産に付いていた質権などの他の権利の負担も、取得者にそのまま引き継がれるとしている。
エ判例は、民法192条にいう「過失なきとき」とは、「物の譲渡人である占有者が権利者たる外観を有しているため、その譲受人が譲渡人にこの外観に対応する権利があるものと誤信し、かつこのように信ずるについて過失のないことを意味する」としている。
オ倉庫業者が保管する動産の譲渡に際して、倉庫業者が寄託者台帳上の寄託者の名義を譲受人に変更した場合について、判例は、このような指図による占有移転は、占有改定と同じく、「民法一九二条にいう占有」の取得には当たらないとした。

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