1
走っている自転車は、こぐのをやめればやがて止まる。【A】この様子から、物を動かし続けるには力を加え続けなければならない、と考えたくなる。( エ )、実際には、物体は力を受けなければ、それまでの速さと向きのまま動き続ける。この性質を慣性という。
2
自転車がやがて止まるのは、動きを妨げる力を外から受けているからである。その一つが、接し合う面のあいだに働く摩擦で、面が粗いほど大きく、なめらかなほど小さい。【B】空気もまた、進む物を押し戻す力を及ぼしている。乗り物が同じ速さで走り続けるのに力を出し続けるのは、こうした妨げる力を打ち消すためである。【C】
3
乗り物が進むときにも、摩擦は働いている。【D】車輪は地面を後ろへ押し、その反対に地面から前へ押し返されて進む。この押し返しは摩擦によって生まれるので、凍った道のように摩擦の小さい所では、車輪が空回りしやすい。止まるときには、ブレーキで車輪の回転を抑え、タイヤと地面の摩擦で速さを落としている。

