1
都市の中心部は、周りの郊外に比べて気温が高くなりやすい。この差は、日中よりもむしろ夜に大きく現れる。郊外が冷えていく夜になっても、中心部はなかなか冷えない。昼間に日差しを受けた道路や建物が熱をため込み、日が沈んだ後もその熱を少しずつ外へ出し続けるからである。【A】
2
郊外の土や草地は、雨水を含んでいる。【B】日差しで温められると、その水が蒸発し、蒸発するときに周りの熱を奪っていく。これに対して、道路を覆う舗装は水をほとんど通さず、ためておく水もない。そのため舗装は、受け取った熱の多くを、自分の温度を上げることに使ってしまう。【C】
3
都市の暑さを和らげようと、屋上に草木を植えたり、道に水をまいたりする試みが広がっている。どちらも、水が蒸発するときに熱を奪う働きを、都市の中に取り戻そうとするものである。【D】ただし、冷房や自動車が出す熱は、これらの工夫が直接減らすものではない。

