4分でわかる需給の均衡

ミクロ経済学・市場と余剰

需給の均衡とは・均衡価格と均衡取引量

30秒でわかる需給の均衡

均衡は、ある価格のもとで、買い手が買いたい量(需要量)と売り手が売りたい量(供給量)がちょうど等しくなった状態です。そのときの価格を均衡価格、取引される量を均衡取引量と呼びます。図では需要曲線と供給曲線の交点です。ここで財は、売り買いされる品物やサービスのことです。

均衡の条件

需要量 = 供給量。図では需要曲線と供給曲線の交点です(2本の式が「P=」の形なら、右辺どうしを「=」で結んで解きます)

曲線の上を動く

財そのものの価格が変わったときです。需要量の変化(供給量の変化)と呼びます

曲線ごと動く

所得・ほかの財の価格・費用など、その財の価格以外の事情が変わったときです。需要の変化(供給の変化)、または曲線のシフトと呼びます

市場需要曲線

同じ価格のもとで、買い手1人ずつの需要量を足します(数量の方向=横に足す)
需要曲線 P=60−Q と供給曲線 P=20+Q。2本が交わる点Eで、価格40円・数量20個のとき買いたい量と売りたい量がそろう価格数量2040需要曲線供給曲線均衡点E
需要曲線と供給曲線の交点Eが均衡点

この図の市場(需要曲線 P=60−QP=60-Q、供給曲線 P=20+QP=20+Q。PP は価格〔円〕、QQ は数量〔個〕)の均衡は、2本の線の交点です。交点では同じ数量 QQ で2本の式の価格 PP が同じになるので、右辺を等しいとおいた 60−Q=20+Q60-Q=20+Q を解き、Q=20Q=20 個、価格は 60−20=4060-20=40 円です。このページでは、この市場を「基本の市場」と呼び、基本の図とタイプ2・3の例で使います。

価格が40円より高いと売りたい量が買いたい量を上回って売れ残り(超過供給)、低いと買いたい量が上回って品不足(超過需要)になります。価格がどう均衡に戻っていくかは、市場の安定性の論点で扱います。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★★特別区Ⅰ類★★★
市役所★★★国家総合職★
国家一般職★★国家専門職★★

出方は2つです。1つは、家計(品物を買う個人や世帯)ごとの需要曲線から、市場需要関数(市場全体の需要曲線を表す式)を求める計算です。もう1つは、いくつかの出来事(ア〜エ)が曲線をどちらへ動かすかを読み、正しいものの組合せを選ぶ問題です。どちらも、余剰分析・弾力性・市場の安定性など、需要曲線と供給曲線を使うほかの論点の土台になります。

よく出るタイプ

需給の均衡の問題は、次の3つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「必修」の5問を解く「需給の均衡」をランダムに演習「需給の均衡」の問題一覧(16問)

一次試験の経済科目対策のあとは面接カード作成・面接対策も
AI で万全に

受験先の試験日程も、まとめてチェック