5分でわかる市場の安定性

ミクロ経済学・市場と余剰

市場の安定性とは・ワルラス的調整とマーシャル的調整

30秒でわかる市場の安定性

需要曲線と供給曲線の交点(均衡)から価格や数量が少しずれたとき、市場の調整で均衡に戻るなら安定、さらに離れていくなら不安定です。どう調整されると考えるかで、3つの見方があります。

ワルラス的調整

価格が動く。買いたい量が売りたい量より多い(超過需要)と価格が上がり、少ない(超過供給)と価格が下がる

マーシャル的調整

数量が動く。買い手が払ってもよい額(需要価格)が売り手の求める額(供給価格)より高いと数量が増え、低いと減る

くもの巣調整

売り手は前の期の価格を見て今期の量を決め、価格はその量が売り切れる高さに決まる。縦軸に価格をとった図で、供給曲線のほうが急(傾きから符号を外した大きさが大きい)なら安定
需要曲線 P=120−2Q と供給曲線 P=30+Q の市場。均衡は30個・60円。価格が72円にずれると、買いたい量24個・売りたい量42個で18個の超過供給が生じ、価格は下がって60円に戻る価格数量2430427260需要曲線供給曲線超過供給18個価格が下がるEAB
72円では売りたい量が18個多い(超過供給)ので、価格が下がって均衡Eに戻る

先に読む論点需給の均衡

この図の市場(需要曲線 P=120−2QP=120-2Q、供給曲線 P=30+QP=30+Q。PP は価格〔円〕、QQ は数量〔個〕)の均衡は30個・60円です。このページでは、この市場を「基本の市場」と呼びます。需要曲線が右下がり・供給曲線が右上がりのふつうの形なら、ワルラス的調整でもマーシャル的調整でも安定です。試験で問われるのは、曲線の向きや急さが変わると結論が変わるところです。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級—特別区Ⅰ類★★★
市役所★★国家総合職—
国家一般職★国家専門職—

特別区で特に出やすい論点です。泉の問題は、図や傾きの値を見て、安定(または不安定)になるものの組合せを選ぶ形がほとんどです。

よく出るタイプ

市場の安定性の問題は、次の3つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「必修」の6問を解く「市場の安定性」をランダムに演習「市場の安定性」の問題一覧(23問)

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