5分でわかる余剰分析

ミクロ経済学・市場と余剰

余剰分析とは・消費者余剰と生産者余剰

30秒でわかる余剰分析

余剰は、市場で売り買いしたことで、買い手と売り手が得をした額です。余剰分析では、この得の大きさを需要曲線と供給曲線の間の面積で読み、税や価格規制でどれだけ失われるかを比べます。

消費者余剰

買った1個ずつの「払ってもよい額 − 実際に払った価格」の合計

生産者余剰

売った1個ずつの「受け取った価格 − その1個をつくる費用」の合計

総余剰

消費者余剰 + 生産者余剰 + 政府の収支(税収は足し、補助金は引く)

死荷重(超過負担)

税や規制で取引量が変わり、だれの得にもならずに失われた総余剰。直線の図なら多くは三角形で、底辺は均衡と介入後の数量の差、高さは介入後の数量での需要曲線と供給曲線の高さの差(従量税なら税額)
需要曲線 P=80−Q と供給曲線 P=20+2Q。点Eで20個が60円で取引され、消費者余剰は60円の線より上、生産者余剰は60円の線より下の三角形価格数量20806020需要曲線供給曲線消費者余剰生産者余剰E
価格の線(60円)より上の三角形が消費者余剰、下の三角形が生産者余剰

先に読む論点需給の均衡

この図の市場(需要曲線 P=80−QP=80-Q、供給曲線 P=20+2QP=20+2Q。PP は価格〔円〕、QQ は数量〔個〕)では、20個が60円で取引されます。消費者余剰は (80−60)×20÷2=200(80-60) \times 20 \div 2 = 200 円、生産者余剰は (60−20)×20÷2=400(60-20) \times 20 \div 2 = 400 円、総余剰は600円です。このページでは、この市場を「基本の市場」と呼び、各タイプの例で使います。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★特別区Ⅰ類★★
市役所★★国家総合職★★
国家一般職★★国家専門職★★★

どの受験先でも出ている論点で、計算・図の面を選ぶ問題・文の正誤の3つの形がそろっています。

よく出るタイプ

余剰分析の問題は、次の5つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

このほか、小国の関税収入を最大にする問題(問題を解く)は貿易政策の論点、独占による死荷重は独占の論点で扱います。

次にやること

「必修」の6問を解く「余剰分析」をランダムに演習「余剰分析」の問題一覧(61問)

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