5分でわかる弾力性

ミクロ経済学・消費者の行動

需要の価格弾力性とは・公式

30秒でわかる弾力性

需要の価格弾力性は、価格が1%変わったときに、買われる量(需要量)が何%変わるかを表す数です。2なら「価格が1%下がると需要量が2%増える」という意味で、大きいほど需要が価格に敏感です。

定義

弾力性=需要量の変化率価格の変化率\text{弾力性} = \dfrac{\text{需要量の変化率}}{\text{価格の変化率}} にマイナスを付けた値

点弾力性の公式(その点での弾力性)

弾力性=傾き×PQ\text{弾力性} = \text{傾き} \times \dfrac{P}{Q}(PP は価格、QQ は需要量)
  • このページで言う傾きは、価格が1円変わったときに需要量が何個変わるかです。縦軸に価格をとった図で見える線の傾き(縦の変化 ÷ 横の変化)とは逆数の関係なので、図の見た目を言うときは「図で見て急・緩やか」と書き分けます。
  • 価格が上がると需要量は減るので、変化率の比はマイナスの数になります。このページでは、マイナスを付けて正の数で表します(絶対値をとるのと同じです。試験でも「絶対値」「正の値で表す」と断ってあることが多いですが、符号をつけたまま表す問題もあります。そのときも、弾力的かどうかは正の数にしてから1と比べます)。
  • 1より大きいと弾力的、1より小さいと非弾力的、ちょうど1なら単位弾力的と呼びます。
需要曲線 Q=120−4P(価格は縦軸、需要量は横軸)。真ん中の点M(60個・15円)で弾力性は1、Mより左上は1より大きく、右下は1より小さい価格需要量601203015需要曲線左上:1より大弾力性=1右下:1より小M
直線の需要曲線でも、点の位置で弾力性は変わる

このページでは、価格を PP〔円〕、需要量を QQ〔個〕と書きます(泉の問題では需要量を DD と書くことが多いです)。需要の価格弾力性を、以下では弾力性と呼びます。所得が1%変わったときの需要量の変化率は所得弾力性(所得の変化と財の分類)、価格が1%変わったときの供給量の変化率は供給の価格弾力性(費用と供給)、別の財の価格に対するものは交差弾力性(代替効果と所得効果)で、別のものです。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★★特別区Ⅰ類★★
市役所★★★国家総合職★
国家一般職★★国家専門職★★

計算(公式に代入する)、図(線分の比・点の大小)、文の正誤(支出額・呼び方)の3つの形で出ます。どの形も、公式 傾き×PQ\text{傾き} \times \dfrac{P}{Q} と「直線の需要曲線では、縦軸と交わる点と横軸と交わる点を結んだちょうど真ん中の点で1」の2つが土台です。

よく出るタイプ

弾力性の問題は、次の4つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「必修」の13問を解く「弾力性」をランダムに演習「弾力性」の問題一覧(42問)

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