4分でわかる産業連関表

マクロ経済学・国民経済計算

産業連関表とは

30秒でわかる産業連関表

産業連関表は、経済をいくつかの産業に分け、どの産業がどの産業にいくら売ったかを金額で1枚にまとめた表です。同じ表を横に読むと売り先が、縦に読むと費用の中身が分かります。

横に読む

中間需要 + 最終需要 = 総産出

縦に読む

中間投入 + 付加価値 = 総投入

投入係数

中間取引のマスの値 ÷ そのマスの列(買った産業)の総投入
農業工業最終需要総産出
農業6040100200
工業50100250400
付加価値90260
総投入200400
左の見出しが売った産業、上の見出しが買った産業。どの産業も、横の合計(総産出)と縦の合計(総投入)は等しい(空いたマスは使いません)

先に読む論点GDP統計

表に出てくる言葉を先にそろえます。

  • 中間需要:原材料として買われる分です。農業がつくった小麦を工業が食品の材料に買う、のような取引です。
  • 最終需要:原材料としてではなく、最後に使われる分です。家計の消費・企業の投資・政府の支出・輸出などです。
  • 総産出:その産業がつくった額の合計です。
  • 中間投入:その産業が、つくるために買った原材料です。中間需要と同じ取引を、買った側から見たものです。
  • 付加価値:つくった額から原材料の分を引いた残りです。働いた人の賃金や会社の利潤のほか、機械の減価償却(固定資本減耗)や間接税の分も含みます。
  • 総投入:その産業がつくるのにかかった額の合計(中間投入+付加価値)です。つくった額と同じなので、総産出と等しくなります。
  • 中間取引:表の中の、産業どうしが原材料を売り買いした額のマスです。

上の表の経済(農業と工業の2つの産業。単位は億円)を「基本の表」と呼び、このページの例で使います。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★特別区Ⅰ類★★
市役所★国家総合職★
国家一般職—国家専門職—

出る受験先は限られますが、表は2〜3産業と小さく、計算も足し引きと割り算、または産業の数だけの式の連立で済みます。手順を覚えれば取りやすい論点です。

よく出るタイプ

産業連関表の問題は、次の3つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「産業連関表」をランダムに演習「産業連関表」の問題一覧(7問)

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