5分でわかる均衡国民所得とギャップ

マクロ経済学・財市場(45度線・乗数)

均衡国民所得とは・45度線分析

30秒でわかる均衡国民所得

国民所得(Y)は、一国で1年間に新しく作られた価値の合計です。作った分は、賃金や利益として必ずだれかの所得になるので、作った量(総供給)は国民所得と同じ大きさです。一方、作った財を買おうとする支出の合計を総需要と呼びます。45度線分析では、国民所得は総需要の大きさで決まると考えます。

総供給

総供給 = 国民所得 Y

総需要

消費 C + 投資 I + 政府支出 G(海外と取引する経済では、これに 輸出 − 輸入 を足す)

均衡国民所得

総供給 = 総需要、つまり Y=C+I+GY=C+I+G を Y について解いた値

ギャップ

働きたい人がみんな働いたときの国民所得を完全雇用国民所得(YfY_f)と呼びます。YfY_f の所で縦に見て、総需要の線が45度線(総供給)より上にある差がインフレギャップ、下にある差がデフレギャップ
45度線分析。総需要の線 C+I+G=90+0.5Y と45度線(総供給)が点E(国民所得180)で交わる総需要・総供給国民所得 Y1801809045度線C+I+GE
45度線(総供給)と総需要の線が交わる点Eで、国民所得が決まる

この考え方は、物価が一定の短期で、遊んでいる設備や仕事を探している人がいて、需要さえあれば企業は生産を増やせるときのものです(ケインズの考え方。乗数理論とも呼ばれます)。このページでは、上の図の経済(消費 C=30+0.5YC=30+0.5Y、投資30、政府支出30、租税は考えない)を「基本の経済」と呼び、各タイプの例で使います。均衡国民所得は、Y=30+0.5Y+30+30Y=30+0.5Y+30+30 の右辺の 0.5Y0.5Y を左へ移して Y−0.5Y=90Y-0.5Y=90、つまり 0.5Y=900.5Y=90 なので、Y=180Y=180 です。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★特別区Ⅰ類★★★
市役所★★国家総合職★
国家一般職★★国家専門職★★★

計算の問題が多い論点です。とくに特別区と国税専門官で、均衡国民所得とギャップの計算がよく問われます。

よく出るタイプ

均衡国民所得とギャップの問題は、次の3つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

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