5分でわかる消費関数

マクロ経済学・消費と投資

消費関数とは・平均消費性向と限界消費性向

30秒でわかる消費関数

消費関数は、家計の消費(C)が何で決まるかを表した式です。いちばん基本の形(ケインズ型)では、消費は今の所得(Y)で決まり、C=a+cYC=a+cY と書きます。aa は所得が0でも生活のために使う基礎消費、cc は限界消費性向です。所得は、正確には所得から租税(TT)を引いた手取り(可処分所得 Y−TY-T)ですが、試験では単に所得とすることが多いです。

限界消費性向(c)

所得が1増えたとき、消費がいくら増えるか。消費関数のグラフの傾き

平均消費性向

CY\dfrac{C}{Y}。所得のうち何割を消費するか。C=a+cYC=a+cY を YY で割ると aY+c\dfrac{a}{Y}+c。グラフの点と原点を結んだ線の傾き

短期と長期の食い違い

短期(ケインズ型)は所得が増えると平均消費性向が下がり、長期のデータでは平均消費性向がほぼ一定。これを説明しようとしたのが、相対所得・恒常所得・ライフサイクルなどの仮説
短期の消費関数 C=90+0.7Y。点B(所得900・消費720)で、線の傾き0.7が限界消費性向、原点から点Bへの線の傾き0.8が平均消費性向消費 C所得 Y90072090消費関数原点からの線B
線の傾きが限界消費性向、原点からの線の傾きが平均消費性向

先に読む論点均衡国民所得とギャップ

図の消費関数は C=90+0.7YC=90+0.7Y です。所得900なら消費は 90+0.7×900=72090+0.7 \times 900 = 720、平均消費性向は 720÷900=0.8720 \div 900 = 0.8 で、限界消費性向の0.7より大きくなります。所得のうち消費しなかった残りが貯蓄(S=Y−CS=Y-C)です。所得が1増えると、そのうち cc が消費に回り、残りの 1−c1-c が貯蓄になります。この 1−c1-c を限界貯蓄性向といいます。このページでは、この消費関数を「基本の消費関数」と呼びます。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★特別区Ⅰ類★★★
市役所★★国家総合職★★★
国家一般職★★★国家専門職★★

仮説の中身と提唱者を組み合わせた文の正誤が中心で、恒常所得とライフサイクルの計算も出ます。

よく出るタイプ

消費関数の問題は、次の4つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

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