5分でわかる生産要素の投入

ミクロ経済学・生産者の行動

生産要素の投入とは・等産出量曲線と等費用線

30秒でわかる生産要素の投入

企業は、労働(L)と資本(K)(機械や設備)を組み合わせて財をつくります。財をつくるのに使うものを生産要素と呼びます。この論点の問いは「生産要素をどれだけ使えば、利潤が最大になるか・費用が最小になるか」で、どちらももう1単位増やしたときの得と費用を比べることで決まります。限界生産物は、その要素を1単位増やしたときに増える生産量です。技術的限界代替率は、生産量を変えずに労働を1単位増やすとき、減らせる資本の量です。

利潤を最大にする量(完全競争の企業)

限界生産物 × 生産物の価格 = 要素の価格(労働なら賃金)

費用を最小にする組

技術的限界代替率(労働の限界生産物 ÷ 資本の限界生産物)= 賃金 ÷ 資本のレンタル価格
生産関数 Q=√(2LK) の企業の、生産量8個の等産出量曲線と、費用32円の等費用線。2本は労働8・資本4の点Eで接する資本労働81684Q=832円E
生産量8個の等産出量曲線と、費用32円の等費用線が接する点Eで、8個を最も安くつくれます

先に読む論点費用と供給効用最大化

  • 限界生産物(MP)(限界生産力とも呼びます):その要素を1単位増やしたとき、生産量が増える分です。労働なら MPLMP_L、資本なら MPKMP_K と書きます。
  • 等産出量曲線(等量曲線とも呼びます):同じ生産量をつくれる労働と資本の組を結んだ曲線です。
  • 等費用線:同じ費用で使える労働と資本の組を結んだ直線です。
  • 賃金を ww、資本1単位を借りる値段(レンタル価格)を rr、生産物の価格を PP、生産量を QQ と書きます(泉の問題では生産量を YY と書いています)。

この図の企業は、生産関数(労働と資本の量から生産量を決める式)が Q=2LKQ=\sqrt{2LK}、賃金2円、レンタル価格4円です。このページでは「基本の企業」と呼び、各タイプの例で使います。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★特別区Ⅰ類★
市役所—国家総合職★★
国家一般職★★国家専門職★★

国家総合職・国家一般職・国税専門官・地方上級で出ています。要素の量・生産量・費用を出す計算が中心で、等産出量曲線の図を読む正誤問題も出ます。

よく出るタイプ

生産要素の投入の問題は、次の3つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「必修」の3問を解く「生産要素の投入」をランダムに演習「生産要素の投入」の問題一覧(23問)

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