生産要素の投入とは・等産出量曲線と等費用線
30秒でわかる生産要素の投入
企業は、労働(L)と資本(K)(機械や設備)を組み合わせて財をつくります。財をつくるのに使うものを生産要素と呼びます。この論点の問いは「生産要素をどれだけ使えば、利潤が最大になるか・費用が最小になるか」で、どちらももう1単位増やしたときの得と費用を比べることで決まります。限界生産物は、その要素を1単位増やしたときに増える生産量です。技術的限界代替率は、生産量を変えずに労働を1単位増やすとき、減らせる資本の量です。
利潤を最大にする量(完全競争の企業)
費用を最小にする組
- 限界生産物(MP)(限界生産力とも呼びます):その要素を1単位増やしたとき、生産量が増える分です。労働なら 、資本なら と書きます。
- 等産出量曲線(等量曲線とも呼びます):同じ生産量をつくれる労働と資本の組を結んだ曲線です。
- 等費用線:同じ費用で使える労働と資本の組を結んだ直線です。
- 賃金を 、資本1単位を借りる値段(レンタル価格)を 、生産物の価格を 、生産量を と書きます(泉の問題では生産量を と書いています)。
この図の企業は、生産関数(労働と資本の量から生産量を決める式)が 、賃金2円、レンタル価格4円です。このページでは「基本の企業」と呼び、各タイプの例で使います。
試験での出方
| 地方上級 | ★★ | 特別区Ⅰ類 | ★ |
|---|---|---|---|
| 市役所 | — | 国家総合職 | ★★ |
| 国家一般職 | ★★ | 国家専門職 | ★★ |
国家総合職・国家一般職・国税専門官・地方上級で出ています。要素の量・生産量・費用を出す計算が中心で、等産出量曲線の図を読む正誤問題も出ます。
よく出るタイプ
生産要素の投入の問題は、次の3つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。
基本の図等産出量曲線と等費用線
等産出量曲線と等費用線のグラフ(費用最小の点)
- 等産出量:生産量が8個になる労働と資本の組を結んだ曲線わかること点Fと点Gは組み合わせが違っても、同じ8個をつくれる
- 右上ほど:生産量12個の曲線は、8個の曲線の右上にあるわかること右上の曲線ほど生産量が多く、曲線どうしは交わらない
- 等費用線:費用40円で使える労働と資本の組を結んだ線(2L+4K=40)わかること傾きの大きさは賃金÷レンタル価格で、2÷4=0.5
- 費用を下げる:40円の線を下へ平行に動かすわかること8個の曲線に触れたまま下げられるのは32円の線までで、接点Eが8個を最も安くつくれる点
- 接点の条件:点Eでは、曲線の接線の傾き(技術的限界代替率)が等費用線の傾き0.5と等しいわかること点Fでは曲線の傾きが2で急なので、まだ費用を下げられる
図の見方
- 横軸が労働、縦軸が資本の量です。右へ行くほど労働を、上へ行くほど資本を多く使います。
- 等産出量曲線は右上にあるほど生産量が多く、曲線どうしは交わりません(交わると、交点の1つの組に2つの生産量が対応してしまうため)。原点に向かってふくらんだ形(原点に凸)です。
- 等費用線 ( は費用)は、資本だけに使えば 単位、労働だけに使えば 単位なので、縦軸と 、横軸と で交わる直線です。傾きの大きさは縦の切片 ÷ 横の切片で 、基本の企業では です。費用が小さいほど下にあります。
- 費用32円の線は、8個の曲線に点E(労働8・資本4)で接します。費用40円の線は曲線を点F・点Gで横切っていて、まだ費用を下げられます。
技術的限界代替率(MRTS)は、生産量を変えずに労働を1単位増やすとき、減らせる資本の量です。労働を1単位増やすと生産量は 増え、資本を1単位減らすと 減るので、打ち消すのに減らせる資本は 単位です。これが等産出量曲線の接線の傾きの大きさにあたります。点Eの接線は32円の線そのものなので、点Eの技術的限界代替率は0.5です。
消費者の論点(効用最大化)と同じ形の図です。そちらでは、同じ満足(効用)を得られる2つの財の組を結んだ曲線を無差別曲線、所得で買える組の境目の線を予算線と呼びます。言葉を入れ替えれば、考え方はそのまま使えます(効用最大化をまだ読んでいなければ、この表は飛ばしてかまいません)。
| 消費者(効用最大化) | 生産者(生産要素の投入) |
|---|---|
| 無差別曲線 | 等産出量曲線 |
| 予算線 | 等費用線 |
| 限界代替率 | 技術的限界代替率 |
| 予算線との接点で効用が最大 | 等費用線との接点で費用が最小(費用を決めれば生産量が最大) |
| 曲線の値(効用)は「どちらが大きいか」だけに意味がある | 曲線の値は生産量そのもの(2倍・差が5個のような比べ方ができる) |
違うのは最後の行だけです。
タイプ1等産出量曲線の読み方
等産出量曲線とは・技術的限界代替率の読み方
見分け方:問題文が「図は、ある企業の等産出量曲線を描いたものである」で始まり、点の名前・接線・原点を通る直線が描かれた図について、記述の正誤を聞きます。
なぜそうなるか技術的限界代替率が右下ほど小さくなる理由
基本の企業では、要素はたくさん使うほど1単位を足したときの増え方が小さくなります(機械1台に人が大勢いると、もう1人足しても増産はわずかです)。左上の点Fは資本が多く労働が少ないので、労働1単位の働き()が大きく、資本1単位の働き()は小さくなります。だから労働1単位で資本2単位の代わりになります。右下の点Eでは逆で、労働1単位は資本0.5単位の代わりにしかなりません。図の赤い破線が、各点の接線です。
- 点F:赤い破線(点Fの接線)は縦軸と16、横軸と8で交わるわかること技術的限界代替率は16÷8=2。労働1単位が資本2単位の代わりになる
- 点E:点Eの接線は縦軸と8、横軸と16で交わるわかること8÷16=0.5。右下へ進むほど傾きが緩やかで、技術的限界代替率は小さくなる
判定のしかた
- 1
生産量は曲線のラベルで比べる
同じ曲線の上の点は、組み合わせが違っても生産量が同じです。労働か資本の片方の量だけで生産量の大小を決めた文は誤りです。 - 2
傾きは「縦軸の切片 ÷ 横軸の切片」
点Fの接線は縦軸と16、横軸と8で交わるので、技術的限界代替率は です。横 ÷ 縦で読んだ0.5は誤りです。技術的限界代替率()が1より大きければ のほうが大きく、1より小さければ のほうが小さくなります。 - 3
傾きの変わり方は曲線の形で決まる
原点に凸の曲線は、右下へ進むほど傾きが緩やかで、技術的限界代替率は小さくなります(逓減)。等産出量曲線が直線なら、どこでも同じです。コブ=ダグラス型のように、1本の曲線を原点から引き伸ばすと次の1本に重なる形の図では、原点を通る1本の直線の上の点どうしで接線の傾きが等しくなります。 - 4
要素価格の比と等しいのは費用最小の点だけ
技術的限界代替率は、生産の技術(曲線の形)で決まります。「要素価格の比で決まる」とあれば誤りです。等しくなるのは、企業が費用を最小にする点を選んだときだけです。 - 5
規模に関する収穫は原点を通る直線で読む
直線の上の2点で、投入が何倍になったか(点の座標)と、生産量が何倍になったか(曲線のラベル)を比べます。
規模に関する収穫は、労働と資本をすべて同じ倍率で増やしたとき、生産量が何倍になるかです。生産量の倍率のほうが大きければ収穫逓増、同じなら収穫一定、小さければ収穫逓減です。生産関数がコブ=ダグラス型( の形。・・ は正の数)なら、指数の和 が1より大きいと逓増、1なら一定、1より小さいと逓減です。
例で確かめる原点を通る直線で規模に関する収穫を読む
生産関数が の企業の等産出量曲線を3本描きます。
- 曲線と直線:生産量10個・15個・20個の等産出量曲線と、原点を通る直線(労働と資本を同じ倍率で増やす道)
- 投入を4倍:点Aから点Cへ、労働も資本も4から16へ4倍わかること生産量は10個から20個へ2倍にとどまるので、規模に関して収穫逓減
- 間隔:点Bは9と9で15個わかること生産量を5個ずつ増やすのに要る投入の増え方が大きくなり、曲線の間隔が外ほど広がる
点A(労働4・資本4)は10個、点C(労働16・資本16)は20個の曲線の上にあります。投入は 倍、生産量は 倍なので、規模に関して収穫逓減です。指数の和 が1より小さいことと合います。生産量を5個ずつ増やすのに、要る投入は4→9→16と増え方が大きくなるので、曲線の間隔は外ほど広がります。生産量が等間隔の曲線で、間隔が外ほど狭まっていく図なら収穫逓増です(間隔で読めるのは、生産量が等間隔の曲線を比べるときだけです)。
等産出量曲線の例題
自分で解いてみる等産出量曲線の例題(技術的限界代替率と規模)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
正解は 3
- 1:傾きは縦軸の切片 ÷ 横軸の切片で、 です。4は横 ÷ 縦で読んだ値です。
- 2:点Jも点Mも12個の曲線の上にあり、生産量は同じ12個です。
- 3:点S(6・6)は12個、点T(12・12)は24個の曲線の上にあります。投入も生産量も2倍で、正しい記述です。正解は3です。
- 4:点Mの技術的限界代替率は0.25で1より小さいので、 のほうが小さくなります。比の分子と分母を逆にすると選んでしまいます。
- 5:技術的限界代替率は曲線の形で決まります。要素価格の比と等しくなるのは、費用を最小にする点だけです。
| 点 | 労働・資本 | 生産量 | 技術的限界代替率 |
|---|---|---|---|
| J | 3・12 | 12個 | 4 |
| M | 12・3 | 12個 | 0.25 |
| S | 6・6 | 12個 | 1 |
| T | 12・12 | 24個 | 1 |
S と T は原点を通る直線の上にあり、技術的限界代替率が等しくなっています。
タイプ2利潤を最大にする要素の量
利潤を最大にする要素投入量の求め方
見分け方:「生産物の価格は5円、賃金は10円」のように価格がそろっていて、「利潤を最大にするときの労働投入量(生産量・利潤)」を聞きます。企業は完全競争(価格を与えられたものとして行動する)です。
なぜそうなるかもう1単位の収入と賃金を比べて止める
労働を1単位増やすと、生産量が 増えるので、収入は 増えます。費用は賃金 だけ増えます。収入の増え方が賃金より大きいうちは増やすほど利潤が増え、小さくなったら減らすほど増えます。 は労働を増やすほど小さくなる(限界生産物の逓減)ので、2本が交わる点Eで止めるのが最適です。図の縦の線は、1単位増やしたときの収入の増え方と賃金の差です。
- 2本の線:労働を1単位増やすと、収入は限界生産物と価格の積だけ増え、費用は賃金の10円だけ増える
- 16単位:収入は12.5円増え、費用は10円増えるわかること差の2.5円(縦の線)だけ利潤が増えるので、増やすほど得
- 64単位:収入は6.25円しか増えないわかること賃金との差の3.75円(縦の線)だけ損するので、減らすほど得
- 交点E:25単位で2本が交わるわかること限界生産物と価格の積が賃金に等しいここで、利潤が最大
言葉では「限界生産物 × 生産物の価格 = 要素の価格」です(左辺を限界生産物価値と呼びます)。使える条件:生産物の市場も要素の市場も完全競争で、限界生産物が逓減するとき。労働と資本をともに動かすときは、さらに規模に関して収穫逓減(コブ=ダグラス型なら指数の和が1より小さい)のときです。 と書いても同じです。
限界生産物は、生産関数をその要素で微分して出します。微分はべき乗の微分( を微分すると )だけを使います。 なら、指数 を前に出して指数を1減らし、 です。 は のことなので、 です。要素が2つの式では、もう一方の要素を数として扱います。コブ=ダグラス型 を で微分すると で、 は なので と書けます。資本も同じで です。
解き方の手順
- 1
固定された要素を先に代入する
短期で資本が固定なら、その量を生産関数に入れて労働だけの式にします。資本の費用は、最後に固定費として利潤から引きます。 - 2
限界生産物を出す
動かせる要素ごとに、べき乗の微分で出します。 - 3
「限界生産物 × 価格 = 要素の価格」を立てる
動かせる要素の数だけ立てます。2本なら、コブ=ダグラス型は を について解いて 、資本も同じく とし、生産関数に入れて を出します。 - 4
問われた量に戻す
出てくるのは などのことが多いので、2乗して労働、生産関数に入れて生産量、収入 − 費用で利潤に直します。
例で確かめる労働だけで利潤を最大にする
生産関数が 、生産物の価格が5円、賃金が10円の企業です(WhyBox の図と同じ企業)。
条件式は で、、労働は25単位です。生産量は 個、利潤は 円です。前後の量と比べても、25単位で利潤が最大です。
| 労働 | 生産量 | 収入 − 賃金の支払い | 利潤 |
|---|---|---|---|
| 16単位 | 80個 | 400円 − 160円 | 240円 |
| 25単位 | 100個 | 500円 − 250円 | 250円 |
| 36単位 | 120個 | 600円 − 360円 | 240円 |
生産量が最大の所ではなく、収入の増え方が賃金に追いつかなくなる所で止めます。
利潤最大の要素投入の例題
自分で解いてみる利潤を最大にする要素投入量の例題(2要素)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
正解は 3
限界生産物は 、 です。
- 労働: より
- 資本: より
生産関数に入れると、かっこの中は なので です。両辺を2乗すると で、生産量は54個です。労働は 単位で、正解は3です。指数の和 が1より小さい(収穫逓減)ので、増やすほど増え方が鈍り、この点で利潤が最大になります(収穫一定や逓増だと最大が決まりません)。
| 生産量 | 労働 | 資本 | 利潤 |
|---|---|---|---|
| 54個 | 72単位 | 18単位 | 432円 |
利潤は 円です。18単位は資本の量(賃金とレンタル価格を入れ替えて解いても労働が18単位になります)、54単位は生産量、432単位は利潤の数字です。576単位は、労働の条件式で指数 を前に出し忘れ、 から として解いた値です(生産量が108個になり、)。
タイプ3費用を最小にする要素の量
費用最小化の条件と最適な要素投入量の求め方
見分け方:「7,000円の費用で生産量を最大にする」か「500個を最小の費用で生産する」のように、費用か生産量のどちらかが決まっています。生産物の価格は出てきません。
なぜそうなるか等費用線が曲線を横切る点では、まだ費用を下げられる
基本の企業の点Fでは、曲線の傾き(技術的限界代替率)は2、等費用線の傾き()は0.5です。資本を1単位減らして4円浮かせても、労働を約0.6単位(約1.1円)増やせば8個のままつくれるので、費用が下がります(図の赤い破線が点Fの接線、矢印がこの入れ替え)。この入れ替えを傾きが等しくなる接点Eまで続けると、費用は40円から32円になります。
- 点F:40円で8個つくれる点わかること赤い破線(点Fの接線)の傾きは2で、等費用線の傾き0.5より急
- 右下へ:資本を1単位減らし、労働を約0.6単位増やすわかること生産量は8個のまま、4円浮いて約1.1円増えるだけなので費用が下がる。この入れ替えを点Eまで続ける
- 点E:32円の線に接するわかること傾きが等しくなり、これ以上は費用を下げられない
かっこの中の形()は、「要素に払う1円あたりの限界生産物が、労働と資本で等しい」という意味です。使える条件:等産出量曲線が原点に凸で、等費用線との接点が軸の上ではない(労働も資本も0ではない)とき。費用を決めて生産量を最大にするときも、生産量を決めて費用を最小にするときも、同じ式です。
導き方:条件式 を変形すると です。左辺は労働への支出 ÷ 資本への支出なので、支出の比は指数の比 になり、要素価格が変わっても割合は同じです。
使える条件:生産関数が の形のときだけ。支出を量に直すときは、その要素自身の価格で割ります。 のような足し算の形では使えないので、上の条件式から と の関係を出します。
解き方の手順
- 1
技術的限界代替率を出す
を計算します。コブ=ダグラス型なら です。 - 2
要素価格の比と等しくおく
を の式( のような形)にします。 - 3
決まっているほうの式に入れる
費用が決まっていれば費用の式 に、生産量が決まっていれば生産関数に入れて、 を出します。 - 4
問われた量に直す
投入量・生産量・費用()のどれを聞かれているかを確かめます。
例で確かめる基本の企業が32円で生産量を最大にする
基本の企業の生産関数 は、 と同じで、指数が ずつのコブ=ダグラス型です。なので費用32円を半分ずつ使います。労働に16円で 単位、資本に16円で 単位、生産量は 個です。
条件式でも、技術的限界代替率は で、要素価格の比 と等しくなっています。逆に「8個を最小の費用で」と聞かれても同じ点Eで、費用は32円です。下の表で8個をつくれる組の費用を比べると、点Eの32円が最も安いことが分かります。
| 労働・資本 | 費用 | 図の点 |
|---|---|---|
| 2・16 | 68円 | (図の外) |
| 4・8 | 40円 | F |
| 8・4 | 32円 | E |
| 16・2 | 40円 | G |
費用最小化の例題
自分で解いてみる費用最小化の例題(生産量を与えて費用を求める)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
正解は 4
技術的限界代替率は です。要素価格の比 と等しくおくと、 です。
生産関数に を入れると です。 は8の3乗根(2)の2乗で4、 は指数を足して なので、 です。72個なら労働は6単位、資本は 単位です。費用は 円で、正解は4です。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 労働 | 6単位 |
| 資本 | 48単位 |
| 労働への支出 | 48円 |
| 資本への支出 | 96円 |
| 費用 | 144円 |
支出の比 48円:96円=1:2 は、指数の比 と同じです(早解きの式と合います)。48円は労働への支出だけ、96円は資本への支出だけを答えた値、54円は投入量の合計 です。240円は、価格を見ずに労働と資本を同じ量(24単位ずつ)とした値です。
まとめ覚えることと間違いやすい点
覚えることの表(生産要素の投入の条件)
生産物の市場も要素の市場も完全競争(企業は価格を与えられたものとして行動する)の場合です。
| 場面 | 成り立つこと | 使える条件 |
|---|---|---|
| 利潤最大(労働だけ動かせる) | 限界生産物が逓減する | |
| 利潤最大(両方動かせる) | 上の式と の2本 | 規模に関して収穫逓減(コブ=ダグラス型なら指数の和が1より小さい) |
| 費用最小(費用を決めて生産量最大も同じ) | 等産出量曲線が原点に凸 | |
| 費用の配分 | 支出の割合 = 指数 ÷ 指数の和(要素価格が変わっても同じ) | コブ=ダグラス型のときだけ |
| 技術的限界代替率 | = 接線の縦軸の切片 ÷ 横軸の切片 | 原点に凸なら右下ほど小さい |
| 規模に関する収穫 | 指数の和が1より大きいと逓増・1で一定・1より小さいと逓減 | コブ=ダグラス型 |
よくある間違い
| 誤りの文 | 正しくはこう |
|---|---|
| 利潤最大では、限界生産物 = 賃金 | 限界生産物 × 生産物の価格 = 賃金(価格を掛ける) |
| 利潤最大では、 | (比を逆にしない) |
| 利潤最大の労働量は、生産量が最大になる量() | 賃金が正なら、それより少ない量で止める |
| 資本が固定の短期でも、資本の条件式を立てる | 固定された資本は代入するだけ。その費用は固定費として最後に引く |
| 条件式から出た の値を、そのまま答える | 2乗して労働、生産関数に入れて生産量に直す |
| コブ=ダグラス型の限界生産物は | 指数を前に出して |
| 費用は2つの要素に半分ずつ配る | コブ=ダグラス型なら、指数 ÷ 指数の和の割合で配る(半分ずつは指数が等しいときだけ) |
| 資本への支出を、賃金で割って資本の量にする | その要素自身の価格(レンタル価格)で割る |
| 足し算の形の生産関数でも、係数の比で費用を配る | 早解きはコブ=ダグラス型だけ。 から比を出す |
| 技術的限界代替率は 、接線の横 ÷ 縦 | 、縦軸の切片 ÷ 横軸の切片 |
| 技術的限界代替率は、要素価格の比で決まる | 曲線の形(技術)で決まる。要素価格の比と等しいのは費用最小の点だけ |
| 等産出量曲線の値は順序だけを表す・曲線は交わることもある | 値は生産量そのもの。曲線は交わらない |
| 曲線の間隔が外ほど狭まるのは収穫逓減 | 生産量が等間隔の曲線を原点を通る直線の上で比べて、狭まるなら逓増、広がるなら逓減(等間隔なら一定) |
| 片方の要素が多い点ほど、生産量が多い | 生産量は、点が乗っている曲線のラベルで比べる |











