折れ線グラフとは・増加率の公式
30秒でわかる折れ線グラフ
折れ線グラフは、年ごとの値を点で打ち、点を線で結んだグラフです。資料解釈でよく出るのは、縦軸が対前年増加率(前の年に比べて何%増えたか)のグラフです。このグラフには、実際の人数や台数(実数)は書いてありません。
増えたか減ったか
何年分かの変化
指数(基準の年を100としたときの大きさ)
式の「増加率」は小数にして入れます(20%なら 倍、−20%なら 倍)。掛けるのは、比べるもとの年の次の年から、後の年までの増加率です。上の図の2020年に点が無いのは、2020年の入館者数(400千人)を出発点にして、2021年から先の変化だけを描いているからです。指数は、基準の年(比べるもとにする年)の実数を100としたときの大きさです。
上の図の動物園は、2021〜2023年の増加率が25%→20%→10%と下がっています。それでも3つともプラスなので、入館者数は毎年増えています。下の図のとおり、2020年の400千人(40万人)の1.25倍で500千人、その1.2倍で600千人、その1.1倍で660千人です。増加率が下がったのは「増え方が小さくなった」という意味です。減ったのは増加率がマイナスになった2024年だけで、 千人です。
折れ線グラフには、縦軸が実数のもの・指数のもの・増加率のものがあります。実数と指数のグラフは、線が上がれば増えています。このページでは、試験で多く、読み違えやすい増加率のグラフを扱います。グラフの1本1本の線(施設・品目など)を系列と呼びます。
試験での出方
| 東京都 | ★★★ | 国家総合職 | ★☆☆ |
|---|---|---|---|
| 国家一般職 | ★☆☆ | 国家専門職 | ★☆☆ |
| 地方上級 | ★☆☆ | 特別区 | ★☆☆ |
| 市役所 | ★☆☆ | ||
東京都では★3つの単元です。増加率の折れ線グラフは選択肢の言い方がほぼ決まっていて、ほとんどが下の5つのタイプのどれかです。どの受験先でも、5つの選択肢から「正しくいえるのはどれか」を選ぶ形が中心です。
よく出るタイプ
増加率の折れ線グラフの選択肢は、次の5つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。
資料解釈の折れ線グラフの解き方:縦軸を確かめて選択肢を仕分ける
まず縦軸の見出しを見て、実数・指数・増加率のどれかを確かめます。増加率のグラフなら、5つの選択肢を次のように仕分けると速く解けます。
| 選択肢の言い方 | 使うもの | 重さ |
|---|---|---|
| 「前年に比べて増加」・同じ年の増加率の大小・2つの系列の比率(電動÷一般車など)の前年からの増減 | 図の値だけ | 軽い |
| 「2021年に比べて増加」・最も多い年 | 何年分かの (1+増加率) を掛ける | 中くらい |
| 年平均 | 何年分かの増加率を足して年数で割る | 中くらい |
| 指数・「2020年に比べた2024年の増加率」 | 何年分かの増加率を掛ける | 重い |
軽い選択肢から確かめ、正しいものが見つかったら重い選択肢は計算しないで済ませます。掛け算を速くする概算の技は 資料解釈(計算の技)の解き方 にまとめています。
系列が違うもの(動物園と水族館など)の実数の大きさは、増加率のグラフからは比べられません。元の人数がどこにも書いていないからです。そうした選択肢は「この図からは判断できない」ので、正しいとはいえません。
このページの「例で確かめる」は、すべて次の図で説明します。
タイプ1実数の増減と最も多い年
増加率のグラフの読み方(実数の増減と最も多い年)
見分け方:選択肢に「2023年における動物園の入館者数は、2021年に比べて増加している」「最も多いのは2023年であり、最も少ないのは2021年である」のように、人数や台数そのものが増えたか、どの年に最も多いかが書いてあります。
解き方の手順
- 1
前の年と比べるなら、プラスかマイナスかで決める
その年の増加率が0より上なら増え、下なら減っています。線が下がっていても、0より上なら増えています。 - 2
2年以上離れていたら掛ける
2021年と2023年を比べるなら、2022年と2023年の (1+増加率) を掛け、1より大きければ増加です。2021年の増加率は2020年と比べた値なので使いません。 - 3
最も多い年は、増加から減少に変わる直前
最も多い年の候補は、プラスからマイナスに変わる直前の年です。最も少ない年の候補は、マイナスからプラスに変わる直前の年です。範囲の最初の年は、次の年がマイナスなら最も多い年の候補、プラスなら最も少ない年の候補です。最後の年は、その年がプラスなら最も多い年の候補、マイナスなら最も少ない年の候補です。 - 4
候補が2つ以上なら、100とおいて比べる
最初の年を100とし、各年の (1+増加率) を順に掛けて比べます。
例で確かめる動物園が最も多い年・最も少ない年
はじめにの3つの施設の図で、2021年から2024年までのうち、動物園の入館者数が最も多い年と最も少ない年を探します。2021年は比べる範囲の最初の年なので、2021年の25%(2020年と比べた値)は使いません。
動物園の増加率から、年ごとの入館者数の大きさを追う
| 増加率 | 前年と比べて | 2021年を100 | |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 25% | (使わない) | |
| 2022年 | 20% | ||
| 2023年 | 10% | ||
| 2024年 | −20% |
- 増減:2022年から先で0より下は2024年だけわかること2022・2023年は前年より増え、2024年だけ減った
- 大きさ:2021年を100として、1.2倍・1.1倍・0.8倍を順に掛けるわかること120、132、105.6
最も多いのは、増加が続いた後に減る直前の2023年(132)です。最も少ない候補は、範囲の最初の2021年(次の2022年がプラス・100)と、マイナスで終わる最後の2024年(105.6)で、比べると2021年です。2024年は20%減っても、2021年より多いままです。
折れ線グラフの例題1(実数の増減と最も多い年)
自分で解いてみる折れ線グラフの例題1(実数の増減と最も多い年)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の図は、ある国の果物の輸入量の対前年増加率の推移を表したものである。この図から正しくいえるのはどれか。
正解は 2
2は、バナナの増加率が2021年10%・2022年5%とプラスなので、2020年→2021年→2022年と増え続け、2023年は−5%で減っています。最も多いのは減る直前の2022年で、正しいです。バナナの線は右下がりなので、線の形だけを見ると「2020年が最も多い」と誤ります。
3は、オレンジの増加率が最も低い点(2021年の−15%)を、輸入量が最も少ない年と取り違えると選んでしまう選択肢です。2022年も−10%でさらに減っているので、最も少ないのは2022年です。
1は、2022年の−5%だけを見ると選んでしまいます。2021年に1.2倍、2022年に0.95倍なので、 で2020年より増えています。4は、2023年の最大はオレンジの25%です。5は で、120を上回ります。基準の2020年の−15%まで掛けると106.59になり、正しいと誤って選んでしまいます。
前年と比べて増えたか減ったか(増加率がプラスなら増)
| バナナ | キウイ | オレンジ | |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 増 15 | 減 −15 | 増 5 |
| 2021年 | 増 10 | 増 20 | 減 −15 |
| 2022年 | 増 5 | 減 −5 | 減 −10 |
| 2023年 | 減 −5 | 増 10 | 増 25 |
色の付いたマスは、バナナが最も多い年(2022年)と、オレンジが最も少ない年(2022年)です。2020年の行は2019年と比べた値なので、2020年から2023年までの大小の比較には使いません。
タイプ2増加率の比較と期間全体
増加率の比べ方と期間全体の増加率
見分け方:選択肢に「2023年における対前年増加率を魚種別にみると、最も大きいのは〜であり、次に大きいのは〜である」(同じ年の増加率の比較)や、「2020年に比べた2024年のあじの漁獲量の増加率は、30%を下回っている」と書いてあります。後のように何年分かをまとめた増加率を、ここでは期間全体の増加率と呼びます。
解き方の手順
- 1
同じ年の増加率は、図の値をそのまま比べる
マイナスどうしは、0から遠いほど小さくなります(−20%は−5%より小さい)。 - 2
期間全体は、基準の年の次の年から掛ける
「2020年に比べた2024年」なら、2021・2022・2023・2024年の4つの (1+増加率) を掛けます。2020年の増加率は使いません。 - 3
1を引いて%に直す
掛けた結果が1.32なら、 で32%の増加です。1より小さければ減っています。 - 4
足し算は目安にとどめる
増加率が±5%くらいまでなら、足した値は掛けた値に近くなります。それより大きい値やマイナスが混ざると差が開くので、選択肢の数に近いときは掛けて確かめます。
例で確かめる2020年に比べた2024年の動物園
はじめにの3つの施設の図で、2020年に比べた2024年の動物園の入館者数の増加率を出します。
2020年を1として、(1+増加率) を順に掛ける
| 増加率 | 掛ける数 | 2020年を1とすると | |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 25% | ||
| 2022年 | 20% | ||
| 2023年 | 10% | ||
| 2024年 | −20% |
- 2021年:1.25を掛けるわかること1×1.25=1.25
- 2022年:1.2を掛けるわかること1.25×1.2=1.5
- 2023年:1.1を掛けるわかること1.5×1.1=1.65
- 2024年:0.8を掛けるわかること1.65×0.8=1.32。1を引いて32%の増加
はじめにの実数の図でも、400千人から528千人になり、 で同じです。4つの増加率を足すと で35%になり、本当の32%より大きく見積もってしまいます。
折れ線グラフの例題2(期間全体の増加率)
自分で解いてみる折れ線グラフの例題2(期間全体の増加率)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の図は、ある港の魚種別の漁獲量の対前年増加率の推移を表したものである。この図から正しくいえるのはどれか。
正解は 3
3は、2021〜2024年のあじの増加率5%・20%・25%・−20%を順に掛けます。、、 です。増加率は で26%なので、30%を下回り、正しいです。4つを足すと でちょうど30%になり、「下回る」とはいえないと誤って外してしまいます。
2は、足すと でプラスになるので、増えたと誤って選んでしまう選択肢です。掛けると で1を下回り、減っています。
1は、2023年はあじが25%、さばが20%で、最も大きいのはあじです。4は、2023年のいわし(−20%)があじ(25%)より小さいので、比率は下がっています(比べ方はタイプ5)。5は年平均の選択肢です(年平均は各年の増加率を足して年数で割った値で、タイプ4で扱います)。さばの5つの増加率の和は で、5で割ると7%です。 と年数を数え間違えて4で割ると8.75%になり、上回ると誤ります。
2020年を1として掛けた値(選択肢2と3)
| いわし | あじ | |
|---|---|---|
| 2021年 | 0.9 | 1.05 |
| 2022年 | 1.125 | 1.26 |
| 2023年 | 0.9 | 1.575 |
| 2024年 | 0.99 | 1.26 |
タイプ3指数
増加率のグラフから指数を求める方法
見分け方:選択肢に「2021年におけるアジアの観光客数を100としたとき、2024年におけるアジアの観光客数の指数は、160を上回っている」と書いてあります。「100としたとき」と書いてある年が基準の年です。
解き方の手順
- 1
基準の年を100とおく
「2021年を100としたとき」なら、2021年が基準です。 - 2
次の年から順に掛ける
2022・2023・2024年の (1+増加率) を100に掛けます。基準の年の増加率は掛けません。それは基準の年より前(前の年から基準の年まで)の変化だからです。 - 3
選択肢の数と比べる
掛けた結果が選択肢の数を上回るか下回るかを見ます。足し算の目安で選択肢の数から十分に離れていれば、細かく掛けなくても決まります。
例で確かめる2021年の水族館を100としたときの2024年
はじめにの3つの施設の図で、2021年の水族館の入館者数を100としたときの、2024年の指数を出します。
水族館:2021年を100として順に掛ける
| 増加率 | 指数 | |
|---|---|---|
| 2021年 | 10% | 100 |
| 2022年 | −20% | |
| 2023年 | 25% | |
| 2024年 | 15% |
- 2022年:100×0.8わかること80
- 2023年:80×1.25わかること100
- 2024年:100×1.15わかること115
2024年の指数は115です。2021年の10%まで掛けると になり、基準の年より前の変化まで入ってしまいます。
折れ線グラフの例題3(指数)
自分で解いてみる折れ線グラフの例題3(指数)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の図は、ある市を訪れた外国人観光客数の地域別の対前年増加率の推移を表したものである。この図から正しくいえるのはどれか。
正解は 3
3は、基準の2021年の次から、2022年25%・2023年20%・2024年10%を掛けます。、、 で、160を上回るので正しいです。3つを足すと55で、 になり、160に届かないと誤って外してしまいます。増加率が大きいときは、足し算の目安では足りません。
1は、、、 で、100を下回ります。基準の2021年の10%まで掛けると108.1575になり、上回ると誤って選んでしまいます。
2は、2023年の−15%だけを見ると選んでしまいます。2022年に1.2倍、2023年に0.85倍で、 なので増えています。4は、2024年の欧州(−5%)が北米(25%)より小さいので、比率は下がっています。5は、和が で、4で割ると8.75%です。
2021年を100として掛けた値(選択肢1と3)
| アジア | 欧州 | |
|---|---|---|
| 2022年 | 125 | 90 |
| 2023年 | 150 | 103.5 |
| 2024年 | 165 | 98.325 |
タイプ4増加率の年平均
対前年増加率の年平均の求め方
見分け方:選択肢に「2020年から2024年までの5か年における牛乳の生産量の対前年増加率の年平均は、2%を上回っている」と書いてあります。ここでいう年平均は、各年の増加率を足して年数で割った値です。タイプ2の期間全体の増加率(掛けて1を引いた値)とは別のもので、期間全体の増加率を年数で割った値でもありません。試験の「対前年増加率の年平均」は、足して年数で割るのが決まりです。
解き方の手順
- 1
年数を数える(最初の年も入れる)
「2020年から2024年までの5か年における対前年増加率」は、2020年・2021年・…・2024年のそれぞれの年の増加率のことなので、2020年の点も入れて5つ使います。タイプ2・3の「2020年に比べた」「2020年を100としたとき」は2020年を比べるもとにする言い方なので、2020年の増加率は使いませんでした。言い方の違いに気をつけましょう。 - 2
増加率を足して年数で割る
マイナスはマイナスのまま足します。掛け算は要りません。 - 3
割らずに、選択肢の数と年数を掛けた値と比べる
「年平均が2%を上回る」は「5つの和が を上回る」と同じです。
例で確かめる美術館の4か年の年平均
はじめにの3つの施設の図で、2021年から2024年までの4か年における、美術館の入館者数の対前年増加率の年平均を出します。
美術館の増加率を足して4で割る
| 増加率 | |
|---|---|
| 2021年 | −10% |
| 2022年 | 5% |
| 2023年 | 20% |
| 2024年 | 5% |
| 和 | |
| 年平均 |
- 和:−10+5+20+5わかること20
- 年平均:4か年なので20÷4わかること5%
年平均は5%です。「年平均が4%を上回るか」なら、和の20と を比べるだけで、上回ると分かります。
折れ線グラフの例題4(増加率の年平均)
自分で解いてみる折れ線グラフの例題4(増加率の年平均)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の図は、ある県の乳製品の生産量の対前年増加率の推移を表したものである。この図から正しくいえるのはどれか。
正解は 2
2は、牛乳の5つの増加率の和が で、5で割ると3%です。2%を上回るので正しいです(和の15が を上回る、と見ても同じです)。
1は、チーズの和が で、年平均は %です。 と年数を数え間違えて4で割ると12.5%になり、上回ると誤って選んでしまいます。
3は、2024年の5%だけを見ると選んでしまう選択肢です。2023年に0.9倍、2024年に1.05倍で、 なので減っています。4は、 で135を下回ります。基準の2021年の5%まで掛けると136.08になり、上回ると誤ります。5は、2023年にバター(−10%)が牛乳(10%)より小さいので、その年は比率が下がっています。
5か年の増加率の和と年平均
| 和 | 年平均 | |
|---|---|---|
| 牛乳 | 15 | 3% |
| チーズ | 50 | 10% |
| バター | 10 | 2% |
タイプ52つの系列の比率
2つの系列の比率の増減の見分け方
見分け方:選択肢に「一般車の販売台数に対する電動の販売台数の比率は、いずれの年も前年に比べて増加している」と書いてあります。「一般車に対する電動の比率」は、電動の台数を一般車の台数で割った値(電動が一般車の何倍か)です。
解き方の手順
- 1
割られる側と割る側を見分ける
「一般車に対する電動の比率」なら、割られる側が電動、割る側が一般車です。 - 2
同じ年の増加率を比べる
前の年の比率に比べて、今年の比率は「割られる側の (1+増加率) ÷ 割る側の (1+増加率)」倍になります。たとえば割られる側が10%増、割る側が5%増なら で1より大きいので、比率は上がります。そのため、割られる側の増加率のほうが大きければ比率は上がり、小さければ下がります。どちらもマイナスでも同じです(−5%と−15%なら、−5%の側が大きい)。 - 3
2年以上離れていたら、掛けた値どうしを比べる
2022年と2024年の比率なら、2023・2024年の (1+増加率) を系列ごとに掛け、その値を比べます。
例で確かめる動物園に対する水族館の比率
はじめにの3つの施設の図で、動物園の入館者数に対する水族館の入館者数の比率が、各年に前年より上がったか下がったかを見ます。割られる側は水族館です。
水族館の増加率と動物園の増加率を比べる
| 水族館 | 動物園 | 比率は | |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 10% | 25% | |
| 2022年 | −20% | 20% | |
| 2023年 | 25% | 10% | |
| 2024年 | 15% | −20% |
- 2021年:10<25わかること割られる側の水族館が小さいので下がる
- 2022年:−20<20わかること下がる
- 2023年:25>10わかること割られる側が大きいので上がる
- 2024年:15>−20わかること上がる
2023・2024年は上がり、2021・2022年は下がっています。「いずれの年も前年に比べて増加」なら誤りです。なお、どちらの施設の入館者数が多いかは、この図からは分かりません。
折れ線グラフの例題5(2つの系列の比率)
自分で解いてみる折れ線グラフの例題5(2つの系列の比率)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の図は、ある県の自転車の販売台数の種類別の対前年増加率の推移を表したものである。この図から正しくいえるのはどれか。
正解は 3
3は、電動の増加率(20%・15%・10%・5%)が、4年とも一般車(−5%・−10%・−5%・−15%)より大きいので、比率は毎年上がっています。正しいです。電動の線は右下がりですが、一般車の線より上にあり続けるので、比率は上がり続けます。
1は、電動の線が下がっているのを見て選んでしまう選択肢です。2024年の5%はプラスなので、増えています。2は、2023年は電動の10%がスポーツの15%より小さく、その年は比率が下がっています。
4は、離れた2つの年の比率なので、2023・2024年の (1+増加率) を掛けた値を比べます。スポーツは 、電動は で、割られる側のスポーツのほうが小さいので、比率は下がっています。5は、2024年の最小は一般車の−15%です。
電動と一般車の増加率を比べる(選択肢3)
| 電動 | 一般車 | 比率は | |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 20% | −5% | 上がる |
| 2022年 | 15% | −10% | 上がる |
| 2023年 | 10% | −5% | 上がる |
| 2024年 | 5% | −15% | 上がる |
まとめ間違いやすい点
よくある間違い
線が下がったのを「減った」と読む
線が下がるのは、増え方が小さくなったという意味です。動物園の増加率は25%→20%→10%と下がりましたが、入館者数は500→600→660千人と増えました(はじめにの2枚の図)。減ったといえるのは、点が0より下にある年だけです。同じ理由で、増加率が最も大きい年と、入館者数が最も多い年は一致しません。動物園の増加率が最も大きいのは2021年(25%)ですが、入館者数が最も多いのは2023年です。
増加率を足して、期間全体の増加率にする
動物園の2020年に比べた2024年は、足すと で35%、掛けると で32%です。正しいのは掛けた値で、足した値は目安にしかなりません。
基準の年の増加率まで掛ける
2021年を100とするなら、2021年の増加率は使いません。水族館では、正しい指数115に対し、2021年の10%まで掛けると126.5になります。
系列が違うものの実数を比べる
「2024年は、水族館(15%)の入館者数が動物園(−20%)より多い」とはいえません。増加率のグラフには元の人数が書いていないので、系列が違う実数の大きさや、増えた人数の多い少ないは判断できません。
年平均の年数を数え間違える
「2020年から2024年まで」は5か年です。 で割ると、年平均を大きく見積もってしまいます。
時間と捨てる判断
- 資料解釈は1問3分前後が目安です。増えたか減ったか・同じ年の増加率の大小・1年分の比率は、図を見るだけで決まるので先に片づけましょう。
- 5つすべてを細かく計算する必要はありません。軽い選択肢から確かめ、正しいものが見つかれば残りは確かめなくても答えは決まります。
- 指数・期間全体の増加率は、まず足し算の目安を出します。選択肢の数から十分に離れていればそこで決め、近いときだけ掛け算をします。
- 迷ったら「この選択肢は、どの年からどの年までの増加率を使うか」に戻りましょう。「〜に比べた」「〜を100としたとき」なら、その年の増加率は入れません。「〜から〜までの5か年における年平均」なら、最初の年の増加率も入れます。
次にやること
先に読む単元
次に読む単元











