5分でわかる資料解釈(複数資料の併用)の解き方

資料解釈

資料解釈(複数資料の併用)とは・つなぎ方の公式

30秒でわかる複数資料の併用

複数資料の併用は、2つの資料の数を組み合わせて、どちらの資料にも書いていない数を作る問題です。たとえば、貸出冊数の合計(表)と、分類ごとの割合(円グラフ)をかけると、分類ごとの冊数が出ます。

全体と構成比

項目の実数=全体の実数×構成比100\text{項目の実数} = \text{全体の実数} \times \dfrac{\text{構成比}}{100}

実数と増加率

次の年の実数=前の年の実数×(1+増加率100)\text{次の年の実数} = \text{前の年の実数} \times \left(1 + \dfrac{\text{増加率}}{100}\right)

1日あたり・1人あたり

1日あたりの利用者数=利用者数(資料1)÷開館日数(資料2)\text{1日あたりの利用者数} = \text{利用者数(資料1)} \div \text{開館日数(資料2)}
  • 実数は人数・冊数・金額のような実際の数、構成比は全体を100%としたときの各項目の割合、増加率は前の年から何%増えたか(減ったときはマイナス)です。
  • どの公式も、2つの資料から1つずつ数を取ってきて、かけるか割る形です。
資料1(表)の2024年の貸出冊数60,000冊と、資料2(円グラフ)の2024年の絵本の割合28%をかけると、2024年の絵本の貸出冊数16,800冊が出る
表の60,000冊と円グラフの28%をかけると、どちらの資料にも書いていない「絵本の冊数」が出ます

解き始める前に、2つの資料について次の3つを確かめます。

  1. どちらが実数で、どちらが割合か(割合には構成比と増加率があります)
  2. 年がつながっているか(表が2020年、増加率のグラフが2021年から、のように1年ずれていることが多いです)
  3. 単位(人・千人・万円など)

概算のしかた・分数の大小の比べ方・増加率の近似のような計算の技は、表1つの問題と同じです。資料解釈(表)の解き方にまとめてあるので、このページでは説明し直しません。

「確実にいえる」と「この資料からは分からない」

設問はほぼ「確実にいえるのはどれか」です。選択肢の記述に要る数が、2つの資料のどちらからも作れないなら、その記述は「この資料からは分からない」ので、正解にはなりません。正解は、資料の数だけで正しいと示せる記述です。

記述の例要る数判断
2024年の絵本の貸出冊数は16,000冊を上回っている表の60,000冊と円グラフの28%確実にいえる(16,800冊)
2022年の絵本の貸出冊数は14,000冊を上回っている2022年の冊数も構成比も資料に無い分からない
2024年に絵本を借りた人は1万人を上回っている借りた人の数はどちらにも無い(冊数と人数は別)分からない

選択肢を読んだら、まず「この記述に要る数は、どちらの資料にあるか」を見ます。片方にしか無い数が要る記述は、計算する前に正解の候補から外せます。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ(泉の集計による参考値)
国家総合職★★★国家一般職★★★
国家専門職★★☆地方上級★★★
東京都★★☆特別区—ほぼ出ていない
市役所★★★

国家総合職・国家一般職・地方上級・市役所でよく出る、資料解釈の柱の1つです。2つの資料の関係を読むのに時間がかかるので、つなぎ方のタイプを先に覚えておくと速くなります。

よく出るタイプ

2つの資料の「どの数と、どの数をつなぐか」で、次の4つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

棒グラフと折れ線を1枚に重ね、左と右で目盛りが違う図(2軸のグラフ)も、棒の数を折れ線の数で割って「1日あたり」を作るので、タイプ4と同じ解き方です → 問題を解く

次にやること

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