資料解釈(複数資料の併用)とは・つなぎ方の公式
30秒でわかる複数資料の併用
複数資料の併用は、2つの資料の数を組み合わせて、どちらの資料にも書いていない数を作る問題です。たとえば、貸出冊数の合計(表)と、分類ごとの割合(円グラフ)をかけると、分類ごとの冊数が出ます。
全体と構成比
実数と増加率
1日あたり・1人あたり
- 実数は人数・冊数・金額のような実際の数、構成比は全体を100%としたときの各項目の割合、増加率は前の年から何%増えたか(減ったときはマイナス)です。
- どの公式も、2つの資料から1つずつ数を取ってきて、かけるか割る形です。
解き始める前に、2つの資料について次の3つを確かめます。
- どちらが実数で、どちらが割合か(割合には構成比と増加率があります)
- 年がつながっているか(表が2020年、増加率のグラフが2021年から、のように1年ずれていることが多いです)
- 単位(人・千人・万円など)
概算のしかた・分数の大小の比べ方・増加率の近似のような計算の技は、表1つの問題と同じです。資料解釈(表)の解き方にまとめてあるので、このページでは説明し直しません。
「確実にいえる」と「この資料からは分からない」
設問はほぼ「確実にいえるのはどれか」です。選択肢の記述に要る数が、2つの資料のどちらからも作れないなら、その記述は「この資料からは分からない」ので、正解にはなりません。正解は、資料の数だけで正しいと示せる記述です。
| 記述の例 | 要る数 | 判断 |
|---|---|---|
| 2024年の絵本の貸出冊数は16,000冊を上回っている | 表の60,000冊と円グラフの28% | 確実にいえる(16,800冊) |
| 2022年の絵本の貸出冊数は14,000冊を上回っている | 2022年の冊数も構成比も資料に無い | 分からない |
| 2024年に絵本を借りた人は1万人を上回っている | 借りた人の数はどちらにも無い(冊数と人数は別) | 分からない |
選択肢を読んだら、まず「この記述に要る数は、どちらの資料にあるか」を見ます。片方にしか無い数が要る記述は、計算する前に正解の候補から外せます。
試験での出方
| 国家総合職 | ★★★ | 国家一般職 | ★★★ |
|---|---|---|---|
| 国家専門職 | ★★☆ | 地方上級 | ★★★ |
| 東京都 | ★★☆ | 特別区 | —ほぼ出ていない |
| 市役所 | ★★★ | ||
国家総合職・国家一般職・地方上級・市役所でよく出る、資料解釈の柱の1つです。2つの資料の関係を読むのに時間がかかるので、つなぎ方のタイプを先に覚えておくと速くなります。
よく出るタイプ
2つの資料の「どの数と、どの数をつなぐか」で、次の4つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。
- タイプ1実数と構成比をかける表の合計と、円グラフの割合
- タイプ2構成比と合計の増加率帯グラフの割合と、合計が何%増えたか
- タイプ3基準の年の実数と増加率1年分の表と、毎年の増加率の折れ線
- タイプ4分子と分母が別の資料「1日あたり」「1人あたり」を作る
棒グラフと折れ線を1枚に重ね、左と右で目盛りが違う図(2軸のグラフ)も、棒の数を折れ線の数で割って「1日あたり」を作るので、タイプ4と同じ解き方です → 問題を解く
タイプ1実数と構成比をかける
資料解釈の解き方(実数と構成比をかける)
見分け方:一方の資料が人数・件数などの合計の表で、もう一方が円グラフや帯グラフの割合です。円グラフには%だけがあり、冊数や件数は書いてありません。選択肢には「何件を上回っている」「何倍を上回っている」と、実際の数を聞く言い方が出てきます。
解き方の手順
- 1
どちらが全体で、どちらが割合かを見る
表の数が、円グラフの「全体」に当たるかを確かめます。年がそろっているかも見ます。 - 2
同じ年の項目どうしは、構成比だけで比べる
同じ年なら、どの項目も同じ全体に構成比をかけます。たとえば2024年の小説と絵本は、どちらも全体の60,000冊にそれぞれ30%・28%をかけた数です。「小説は絵本の何倍か」は で、60,000が上と下で打ち消し合うので、構成比どうしの で済みます。 - 3
違う年の同じ項目は、全体をかけてから比べる
年が違うと全体も違うので、構成比だけでは比べられません。年ごとに「全体×構成比」を出してから比べます。 - 4
倍率で聞かれたら、2つの比をかける
「何倍を上回るか」なら、(後の年の全体÷前の年の全体)×(後の年の構成比÷前の年の構成比)で出ます。この2つをかければよいので、項目の実数を全部出さなくて済みます。
例で確かめる図書館の貸出冊数(表と円グラフ)
ある図書館の貸出冊数(資料1)と、分類別の構成比(資料2)です。
資料1 貸出冊数(単位:冊)
| 年 | 貸出冊数 |
|---|---|
| 2020年 | 48,000 |
| 2024年 | 60,000 |
小説と絵本の冊数を、年ごとに「全体×構成比」で出します。
分類別の貸出冊数(冊)
| 2020年 | 2024年 | |
|---|---|---|
| 小説 | ||
| 絵本 |
- 2020年:全体48,000冊に構成比をかけるわかること小説は48,000×0.35=16,800冊、絵本は48,000×0.25=12,000冊
- 2024年:全体60,000冊に構成比をかけるわかること小説は60,000×0.30=18,000冊、絵本は60,000×0.28=16,800冊
小説は、構成比が35%から30%に下がったのに、冊数は16,800冊から18,000冊に増えています。全体が48,000冊から60,000冊に増えたからです。構成比が下がったことだけで「冊数も減った」と読むのは誤りです。
絵本は 冊増え、 倍になりました。手順4の形なら、全体の倍率 と構成比の比 をかけて、 倍です。
資料解釈の例題:実数と構成比
自分で解いてみる資料解釈の問題(例題1・実数と構成比をかける)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の表と図は、ある市の観光案内所の問い合わせ件数と、その内容別の構成比を示したものである。これらから確実にいえるのはどれか。
表 問い合わせ件数(単位:件)
| 年度 | 問い合わせ件数 |
|---|---|
| 2019年度 | 25,000 |
| 2023年度 | 32,000 |
正解は 3
件数は「全体×構成比」で、選択肢に要る数だけを出します。
宿泊は、2019年度が 件、2023年度が 件です。 倍で、1.5倍を上回るので、正解は3です。
1:交通は、2019年度が 件、2023年度が 件で、増えています。構成比が40%から35%に下がったことだけで「少ない」と読むと、1を選んでしまいます。
2:飲食は、2019年度が 件、2023年度が 件で、、つまり4%減です。構成比の を件数の減り方(25%減)と取り違えると、2を選んでしまいます。
4:同じ2023年度どうしの比べなので、どちらも全体32,000件に構成比をかけた数です。全体は打ち消し合うので、構成比だけで を見れば足ります。約2.33倍で、2.5倍は上回りません。
5:2021年度の数は、表にも円グラフにもありません。この資料からは分からないので、確実にはいえません。
全体に構成比をかけた件数
| 2019年度 | 2023年度 | 倍率 | |
|---|---|---|---|
| 交通 | 10,000 | 11,200 | 1.12 |
| 宿泊 | 6,000 | 9,600 | 1.6 |
| 飲食 | 5,000 | 4,800 | 0.96 |
タイプ2構成比と合計の増加率
資料解釈の解き方(構成比と合計の増加率)
見分け方:資料が帯グラフ(または円グラフ)の構成比と、合計の対前年増加率(合計が前の年から何%増えたか)の2つです。人数・件数などの実数は、どこにも書いてありません。選択肢には「前年に比べて増加している」「何%以上増加している」が出てきます。
解き方の手順
- 1
最初の年の合計を100とおく
実数が無いので、合計を自分で決めます。100とおいても1,000とおいても、どの年の数も同じ割合で大きくなるだけなので、倍率や「増えたか減ったか」の判断は変わりません。 - 2
合計を増加率で次の年へ進める
合計が5%増えたなら、次の年の合計は です。 - 3
項目は、その年の合計に構成比をかける
2つの年の項目を、同じ物差し(最初の年の合計=100)で出します。 - 4
倍率で判断する
後の年÷前の年が1より大きければ増加です。「何件」「何トン」のように実数を聞く記述は、この資料からは分かりません。
例で確かめるごみの収集量(帯グラフと合計の増加率)
ある市のごみの種類別収集量の構成比(資料1)と、収集量の合計の対前年増加率(資料2)です。
資料2 収集量の合計の対前年増加率
| 年 | 対前年増加率 |
|---|---|
| 2023年 | +5% |
ここでは可燃と資源だけを出します。
2022年の合計を100とおいた収集量
| 合計 | 可燃 | 資源 | |
|---|---|---|---|
| 2022年 | 100 | ||
| 2023年 | |||
| 倍率 |
- 2022年:合計を100とおくわかること可燃は100×0.60=60、資源は100×0.25=25
- 2023年:合計は5%増えて100×1.05=105わかること可燃は105×0.56=58.8、資源は105×0.30=31.5
- 倍率:2023年÷2022年わかること可燃は58.8÷60=0.98で減った。資源は31.5÷25=1.26で26%増えた
可燃は、合計が1.05倍に増えた一方で、構成比が 倍に下がりました。 で、構成比の下がり方のほうが大きかったので、可燃は2%減りました。資源の倍率は、合計の倍率と構成比の比をかけた でも出せます。
一方、「2023年の資源ごみは3万トンを上回る」のような記述は、合計が何トンかがどこにも無いので、この資料からは分かりません。
資料解釈の例題:構成比と合計の増加率
自分で解いてみる資料解釈の問題(例題2・構成比と合計の増加率)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の図と表は、ある港の品目別の取扱量の構成比と、取扱量の合計の対前年増加率を示したものである。これらから確実にいえるのはどれか。
表 取扱量の合計の対前年増加率
| 年 | 対前年増加率 |
|---|---|
| 2022年 | +10% |
| 2023年 | −10% |
正解は 2
2021年の合計を100とおくと、2022年の合計は 、2023年の合計は です。
機械は、2021年が 、2023年が です。 倍で、1.2倍を上回るので、正解は2です。
1:穀物は、2022年が で、2021年の30より少なくなっています。
3:木材は、2023年が で、2021年の25より少なくなっています。構成比がどちらも25%で、増加率も「+10%と−10%で元に戻る」と足し算で考えると「同じ」と読んでしまいますが、合計は100に戻らず99です。
4:その他は、2022年が 、2023年が で、、つまり28%減です。30%には届きません。
5:取扱量が何トンかは、どちらの資料にもありません。この資料からは分からないので、確実にはいえません。
2021年の合計を100とおいた取扱量
| 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
|---|---|---|---|
| 合計 | 100 | 110 | 99 |
| 穀物 | 30 | 27.5 | 29.7 |
| 木材 | 25 | 33 | 24.75 |
| 機械 | 20 | 22 | 24.75 |
| その他 | 25 | 27.5 | 19.8 |
タイプ3基準の年の実数と増加率
資料解釈の解き方(基準の年の実数と増加率)
見分け方:一方がある1年だけの実数の表で、もう一方がその次の年からの項目ごとの対前年増加率の折れ線グラフ(または表)です。選択肢には「指数」(基準の年を100としたときの値)、「年平均」(何年分かの合計を年数で割った値)、「累計」(何年分かの合計)、「前年に比べて」が出てきます。
解き方の手順
- 1
年のつながりを確かめる
表が2020年、増加率のグラフが2021年から始まっていれば、2020年の実数に2021年の増加率をかけるところから始めます。 - 2
1+増加率を順にかける
+10%なら1.10倍、−5%なら0.95倍です。増加率を足し算でつながないようにします(+10%と−5%を足した+5%にはなりません)。 - 3
要る年・要る項目だけ出す
指数なら、基準の年を100として同じようにかけます。大小だけ分かればよいときは概算で足ります。 - 4
「前年より増えたか」はプラスかマイナスかだけで分かる
増加率がプラスの年は前年より増え、マイナスの年は減っています。実数を出す必要はありません。
例で確かめる水族館の入館者数(表と増加率の折れ線)
ある水族館の2020年の入館者数(資料1)と、その後の入館者数の対前年増加率(資料2)です。
資料1 2020年の入館者数(単位:人)
| 区分 | 入館者数 |
|---|---|
| 大人 | 40,000 |
| 子ども | 25,000 |
入館者数(人)
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
|---|---|---|---|---|
| 大人 | 40,000 | |||
| 子ども | 25,000 |
- 2021年:2020年に1+増加率をかけるわかること大人は40,000×1.10=44,000、子どもは25,000×1.20=30,000
- 2022年:2021年の数にかけるわかること大人は44,000×0.95=41,800、子どもは30,000×1.10=33,000
- 2023年:2022年の数にかけるわかること大人は41,800×1.20=50,160、子どもは33,000×0.90=29,700
大人の2022年を、増加率を足して とするのは誤りです。正しくは41,800人です。
2020年の子どもを100とした指数は、2023年が です。かけ算で としても同じです。
資料解釈の例題:基準の年の実数と増加率
自分で解いてみる資料解釈の問題(例題3・基準の年の実数と増加率)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の表と図は、ある市の駐輪場の地区別の利用台数(2019年)と、利用台数の対前年増加率の推移を示したものである。これらから確実にいえるのはどれか。
表 2019年の地区別の利用台数(単位:台)
| 地区 | 利用台数 |
|---|---|
| 駅北 | 8,000 |
| 駅南 | 5,000 |
| 中央 | 6,000 |
正解は 5
2019年の台数に、1+増加率を年ごとにかけます(下の表)。
駅南は、2020年が 台、2021年が 台、2022年が 台です。3か年の合計は 台で、18,500台を上回るので、正解は5です。
1:中央の増加率を足すと で「同じ」に見えますが、かけ算では 台で、2019年より少なくなっています。
2:2021年は、駅北が 台、駅南が6,900台で、駅北のほうが多いです。
3:中央の2021年は 台で、、つまり24%減です。増加率を足して とすると「25%減」に見えますが、誤りです。
4:2022年は、駅北が 台、駅南が6,210台、中央が5,700台(1で計算)です。3地区の合計は 台で、中央は で約28.8%です。30%は上回りません。
1+増加率をかけて出した利用台数(台)
| 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
|---|---|---|---|---|
| 駅北 | 8,000 | 6,800 | 7,140 | 7,854 |
| 駅南 | 5,000 | 6,000 | 6,900 | 6,210 |
| 中央 | 6,000 | 5,700 | 4,560 | 5,700 |
タイプ4分子と分母が別の資料
資料解釈の解き方(分子と分母が別の資料)
見分け方:選択肢に「1日あたり」「1か所あたり」「1人あたり」が出てきて、割られる数と割る数が別々の資料にあります。「1日あたりの利用者数=利用者数÷開館日数」の、割られる数(利用者数)を分子、割る数(開館日数)を分母と呼びます。
解き方の手順
- 1
分子と分母を決める
選択肢の言葉から決めます。「開館1日あたりの利用者数」なら、分子が利用者数、分母が開館日数です。 - 2
単位をそろえる
売上額が万円、人数が千人なら、表の数どうしを割った答えは「1千人で1万円」を1とした数です。1万円を1千人で分けると1人あたり10円なので、割った答えを10倍すると、1人あたりの円になります。 - 3
大小は分数のまま比べる
分子が何倍になったかが、分母が何倍になったかより大きければ、1日あたりや1人あたりは増えます。分数の比べ方は資料解釈(表)の解き方と同じです。 - 4
分子だけ・分母だけで決めない
利用者数が増えても、開館日数がそれ以上に増えれば、1日あたりは減ります。
例で確かめる体育館の1日あたりの利用者数(2つの表)
ある体育館の利用者数(資料1)と開館日数(資料2)です。
資料1 利用者数(単位:人)
| 年 | 利用者数 |
|---|---|
| 2021年 | 36,000 |
| 2022年 | 42,000 |
| 2023年 | 45,000 |
資料2 開館日数(単位:日)
| 年 | 開館日数 |
|---|---|
| 2021年 | 300 |
| 2022年 | 350 |
| 2023年 | 360 |
開館1日あたりの利用者数(人)
| 利用者数 | 開館日数 | 1日あたり | |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 36,000 | 300 | |
| 2022年 | 42,000 | 350 | |
| 2023年 | 45,000 | 360 |
- 2021年:36,000÷300わかること1日あたり120人
- 2022年:42,000÷350わかること1日あたり120人。利用者は6,000人増えたのに、1日あたりは2021年と同じ
- 2023年:45,000÷360わかること1日あたり125人
2022年は、利用者数が 倍、開館日数も 倍です。分子と分母が同じ割合で増えたので、1日あたりは変わりません。利用者数の資料だけを見て「1日あたりも増えた」とするのは誤りです。
資料解釈の例題:分子と分母が別の資料
自分で解いてみる資料解釈の問題(例題4・分子と分母が別の資料)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
次の図は、ある公園の売店の売上額と、公園の来園者数の推移を示したものである。これらから確実にいえるのはどれか。
正解は 4
分子は売上額(図1)、分母は来園者数(図2)です。売上額は万円、来園者数は千人が単位です。図の数どうしを割ると、2020年は ですが、これは「1千人で1万円」を1とした数です。1万円を1千人で分けると1人あたり10円なので、15を10倍した150円が1人あたりの売上額です(確かめ:120千人=12万人なので、1,800万円÷12万人=150円)。
2020年は150円、2023年は で150円です。等しいので、正解は4です。
1:売上額の棒が一番高いのは2023年ですが、来園者数も一番多いので、1人あたりは150円です。一番多いのは2022年の 、つまり165円です。売上額の図だけで判断すると1を選んでしまいます。
2:2021年は で160円、2022年は165円と増えましたが、2023年は150円に減っています。
3:2022年は165円で、170円は上回りません。
5:図2は公園の来園者数で、売店で買い物をした人の数ではありません。来園者全員が売店で買い物をしたとは限らないので、この資料からは分かりません。
来園者1人あたりの売上額
| 売上額(万円) | 来園者(千人) | 1人あたり | |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 1,800 | 120 | 150円 |
| 2021年 | 2,400 | 150 | 160円 |
| 2022年 | 2,640 | 160 | 165円 |
| 2023年 | 2,700 | 180 | 150円 |
まとめ間違いやすい点
よくある間違い
構成比が下がったので「実数も減った」と読む
全体が増えていれば、構成比が下がっても実数は増えることがあります。図書館の小説は、構成比が35%から30%に下がりましたが、冊数は増えました。
構成比は下がっても、冊数は増えた(冊)
| 全体 | 小説の構成比 | 小説の冊数 | |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 48,000 | 35% | 16,800 |
| 2024年 | 60,000 | 30% | 18,000 |
増加率を足し算でつなぐ
+10%のあと−10%なら、元に戻るのではなく 倍です。
最初の年を100として、+10%、−10%と続けたとき
| 最初の年 | 1年後 | 2年後 | |
|---|---|---|---|
| 足し算(誤り) | 100 | 110 | 100 |
| かけ算(正しい) | 100 | 110 | 99 |
分子の資料だけで「1日あたり」を決める
体育館の利用者数は2021年から2022年に6,000人増えましたが、開館日数も同じ割合で増えたので、1日あたりは120人のままでした。分子と分母が、それぞれ何倍になったかを見ます。
単位をそろえない
万円の数を千人の数で割った は、1人あたり15円ではありません。1万円を1千人で分けると1人あたり10円なので、10倍した150円です。
時間と捨てる判断
- 1問の目安は3〜4分です。資料どうしの関係を読むのに時間がかかるので、最初に「項目=全体×構成比」「次の年=前の年×(1+増加率)」のような関係を1行メモしてから選択肢を読むと速くなります。
- 「この資料からは分からない」記述は、計算せずに先に正解の候補から外します。
- 「いずれの年も」「各年について」のように全部の年を計算する記述は、後回しにします。
- 「1.2倍を上回る」のに計算すると約1.24倍、のように境目に近くて概算では決まらない記述は、後回しにします。ほかの4つが誤りだと分かれば、残った記述が正解なので、細かく計算し直さなくて済みます。
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