資料解釈(表)とは・表の読み取り方
30秒でわかる資料解釈(表)
資料解釈(表)は、数が並んだ表を読み、5つの選択肢から表から確実にいえるものを1つ選ぶ問題です。使う計算は足し算・かけ算・割り算と大小の比較だけですが、全部をきちんと割り算すると時間が足りません。
解く順番
表の数の種類
- 表の題と単位(人・%・「2020年=100」など)を最初に読みます。数の種類で、比べてよいものが変わります。
「確実にいえる」と「この資料からは分からない」
選択肢は次の3つに分かれ、正解は「確実にいえる」ものだけです。「分からない」選択肢は、たまたま本当でも表から示せないので正解になりません。
| 分け方 | どういうものか |
|---|---|
| 確実にいえる | 表の数と問題文だけで、計算や見比べで必ず成り立つと示せる |
| 誤り | 表の数で確かめると成り立たない(「いずれの年も」なら、1年でも外れれば誤り) |
| 分からない | 表に無い年や理由を言っている、もとの実数が無いのに別の項目どうしの量を比べている |
「分からない」になる言い方の例です。
- 表が2021年からなのに「2021年は前年より増えた」:2020年の数が表に無い。
- 「値上げの影響で利用者が減った」:表に理由は書いてない。
- 増加率や指数だけの表で「2024年は天文台の方が科学館より入場者が多い」:もとの人数が無いと、別の項目どうしは比べられない。
試験での出方
| 国家専門職 | ★★★ | 特別区 | ★★★ |
|---|---|---|---|
| 国家総合職 | ★★☆ | 国家一般職 | ★★☆ |
| 市役所 | ★☆☆ | 地方上級 | —ほぼ出ていない |
| 東京都 | —ほぼ出ていない | ||
国家専門職と特別区で特によく出ます。まずタイプ1の計算の技を読んでから、表の種類ごとのタイプへ進んでください。
よく出るタイプ
資料解釈(表)の問題は、次の5つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。
- タイプ1計算の技割合・指数・増加率の意味と、概算・分数の比べ方・増加率の近似
- タイプ2実数の表人数・金額そのものの表。合計・平均・最大と最小・差
- タイプ3割合・構成比の表「計に占める割合」や、%と総数が並ぶ表
- タイプ4比率・1当たりの量「入園者数に対する売上高の比率」「1人当たり」を比べる
- タイプ5指数・増加率の表「2020年=100」や「対前年増加率」の表
このほか、泉には次のタイプの問題もあります。
タイプ1計算の技
資料解釈の計算の技(割合・指数・増加率・概算)
見分け方:どのタイプでも使います。選択肢に「〜%を上回っている」「指数は〜を下回っている」のように、決まった数と比べる言い方があれば、ここの技で割り算を減らせます。
割合・構成比・指数・増加率の意味
| 数 | 出し方 | 例 |
|---|---|---|
| 割合 | 比べる量 ÷ もとにする量 | 400人のうち92人なら、92÷400=0.23で23% |
| 構成比 | 部分 ÷ 全体(全部の項目を足すと100%) | 全体5,000tのうちりんご2,100tなら42% |
| 指数 | 比べる年の値 ÷ 基準の年の値 × 100 | 基準の年250、比べる年280なら112 |
| 増加量 | 今年の値 − 前の年の値 | 250から280なら30 |
| 増加率 | 増加量 ÷ 前の年の値 | 30÷250=0.12で12%増 |
割合の差は「ポイント」で言います。構成比が25%から31%になったら「6ポイント増えた」で、「6%増えた」とは言いません(25%の6%増は26.5%です)。
- 構成比から実数に戻すときは、総数×構成比です(総数5,000t、構成比42%なら2,100t)。
- 指数の基準の年を変えるときは、比べる年の指数÷新しい基準の年の指数×100です(88と112なら、112÷88×100で約127.3)。
- 「入園者数に対する売上高の比率」は売上高÷入園者数で、「に対する」の前が分母です。
計算を減らす4つの技
- 1
割り算をかけ算に直す
「92人は400人の22%を上回るか」は、92÷400 を出さずに、 を出して92と比べます。88より92が大きいので上回ります。 - 2
上から3けたに丸める
6,183 は 6,180、2,437 は 2,440 のように、4けた目を四捨五入して上から3けたで計算します。答えが基準に近くて決まらないときだけ、4けたに戻します。 - 3
分数は分子と分母の増え方で比べる
2つの分数のうち、分子も分母も大きい方を、もう一方と比べます。分子が何%増えたかと分母が何%増えたかを比べ、分子の増え方の方が大きければ、分子も分母も大きい方の分数が大きくなります。 - 4
小さい増加率は足し算で近似する
3%増のあと4%増なら、合わせてほぼ7%増です。足し算で出した値は少しずれますが、どちらの増加率も10%未満なら、ずれは1ポイント未満です。選択肢に書いてある比べる相手の数(「7%を上回る」の7%。以下「基準の数」と呼びます)と1ポイント以上離れていれば、足し算で決めてかまいません(ずれの大きさは、このタブの「増加率の足し算の近似は、どこまで使えるか」の表)。
例で確かめる駐輪場の利用台数で、増加率が5%を超えるかを見る
ある市の駐輪場の利用台数です(単位:台)。2024年の対前年増加率(前の年と比べて何%増えたか)が5%を超える駐輪場を、割り算をせずに探します。
| 駐輪場 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 駅前 | 6,180 | 6,710 |
| 市役所前 | 2,430 | 2,520 |
| 公園 | 1,560 | 1,730 |
増加量と前の年の5%を比べる
| 増加量 | 前年の5% | 5%を超えるか | |
|---|---|---|---|
| 駅前 | |||
| 市役所前 | |||
| 公園 |
- 増加量:2024年−2023年わかること駅前は6,710−6,180=530、市役所前は2,520−2,430=90、公園は1,730−1,560=170
- 前年の5%:10で割って半分にするわかること5%は10%の半分。駅前は618の半分で309、市役所前は243の半分で121.5、公園は156の半分で78
- 判定:増加量と前年の5%を比べるわかること駅前と公園は増加量の方が大きいので5%を超えます。市役所前は90が121.5より小さいので超えません
増加量が一番多いのは駅前ですが、増加率が一番大きいのは公園です(公園は170が前の年の10%の156より大きく、駅前は530が618より小さい)。増加量の大小と増加率の大小は別物です。
分数の大小の比べ方
「入園者数に対する売上高の比率」「全体に占める割合」はどれも分数です。 と のどちらが大きいかは、割り算をせずに増え方で比べます。
| 分子 | 分母 | |
|---|---|---|
| 1つ目 | 413 | 1,250 |
| 2つ目 | 452 | 1,310 |
| 増え方 | 39増え、413の約9% | 60増え、1,250の約5% |
413の10%は41.3なので、39は10%より少し小さい約9%です。1,250の5%は62.5なので、60は約5%です。分子は約9%、分母は約5%増えています。分子の方が大きく増えているので、2つ目の分数の方が大きくなります(割ると0.330と0.345です)。
例で確かめる増加率の足し算の近似は、どこまで使えるか
2年続けて増減したとき、正しい増加率は(1+1年目の増加率)×(1+2年目の増加率)−1 です。増加率は小数で入れます(3%増なら0.03、5%減なら−0.05)。3%増と4%増なら で7.12%です。これを「1年目+2年目」で近似すると、2つの増加率をかけた分だけずれます。3%と4%なら で、0.12ポイントのずれです。
| 2年の増加率 | 足し算 | 正しい値 | ずれ(ポイント) |
|---|---|---|---|
| 3%増と4%増 | 7% | 7.12% | +0.12 |
| 5%増と5%増 | 10% | 10.25% | +0.25 |
| 5%減と5%減 | −10% | −9.75% | +0.25 |
| 8%増と6%減 | 2% | 1.52% | −0.48 |
| 10%増と10%増 | 20% | 21% | +1 |
| 15%増と20%増 | 35% | 38% | +3 |
- ずれの向きは決まっています。増加と増加が続くと、正しい値は足し算より大きくなります。減少と減少が続くと、正しい値は足し算より減り方が小さくなります(−10%ではなく−9.75%)。増加と減少が混ざると、正しい値は足し算より小さくなります。
資料解釈の例題1(計算の技)
自分で解いてみる資料解釈の例題1(増加率の近似)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある商店街の3つの店の売上高の対前年増加率を示した次の表から、確実にいえるのはどれか。
| 店 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 書店 | 4.0 | 3.0 |
| 花屋 | 12.0 | 10.0 |
| 薬局 | △6.0 | 8.0 |
(単位:%。△はマイナス(減少)を示す。)
正解は 1
表は対前年増加率なので、2023年の欄は2022年から2023年への増加率、2024年の欄は2023年から2024年への増加率です。2つを続けると2022年から2024年への増加率になるので、1〜3は足し算の近似と「ずれの向き」で決まります。
- 書店:足し算は7%。増加が2年続くので正しい値は7%より大きく、 で7.12%です。1は確実にいえます。
- 花屋:足し算は22%ですが、増加が2年続くので正しい値は大きく、 で23.2%です。足し算の22%を正しい値と思うと2を選んでしまいます。
- 薬局:足し算は2%ですが、減少と増加が混ざるので正しい値は小さく、 で1.52%です。3も足し算のままだと選んでしまいます。
- 4と5:売上高そのものが表に無いので、別の店どうしは比べられず、この資料からは分かりません。
足し算とずれと正しい増加率(2年分)
| 足し算 | ずれ(ポイント) | 正しい値 | |
|---|---|---|---|
| 書店 | 7% | +0.12 | 7.12% |
| 花屋 | 22% | +1.2 | 23.2% |
| 薬局 | 2% | −0.48 | 1.52% |
タイプ2実数の表
資料解釈の問題の解き方(実数の表)
見分け方:表の単位が「人」「台」「千t」のように、人数や量そのものです。選択肢は「累計は〜を下回っている」「年平均は〜を上回っている」「最も多いのは〜年、最も少ないのは〜年」「いずれの年も〜以上上回っている」のような言い方が多いです。
解き方の手順
- 1
見比べるだけの選択肢から
最も多い年・少ない年、前の年より減ったかは、表を見るだけで決まります。「最も多いのは〜、最も少ないのは〜」は2つとも確かめます。 - 2
「いずれの年も」は外れそうな年から
差が一番小さい年、値が一番小さい年を先に確かめます。1年でも外れれば誤りです。 - 3
平均は基準の数との差を足す
「年平均が2,400を上回るか」は、各年の値から2,400を引いた差を足し、合計がプラスなら上回ります。4年分を足して4で割らずに済みます。
例で確かめる道の駅の野菜の販売量
ある町の道の駅の販売量です(単位:kg)。次のアとイを確かめます。
| 品目 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|
| トマト | 2,340 | 2,410 | 2,280 | 2,470 |
| きゅうり | 1,820 | 1,770 | 1,950 | 1,990 |
| なす | 1,120 | 1,180 | 1,060 | 1,140 |
ア 4年間のトマトの販売量の年平均は、2,400kgを上回っている。
イ いずれの年も、トマトはきゅうりより400kg以上多い。
アを確かめる(2,400kgとの差を足す)
| トマト | 2,400との差 | |
|---|---|---|
| 2021年 | 2,340 | |
| 2022年 | 2,410 | |
| 2023年 | 2,280 | |
| 2024年 | 2,470 | |
| 合計 |
- 差:各年の値−2,400わかること2021年は−60、2022年は+10、2023年は−120、2024年は+70
- 合計:差を足すわかること−60+10−120+70=−100。マイナスなので、年平均は2,400kgを下回る(アは誤り)
イは、トマトが4年で一番少なく、きゅうりが前の年から大きく増えた(1,770から1,950)2023年が、差が一番小さそうなので、そこから確かめます。 で400に届かないので、イは誤りです。
資料解釈の例題2(実数の表)
自分で解いてみる資料解釈の例題2(実数の表)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある会社の高速バスの路線別乗客数を示した次の表から、確実にいえるのはどれか。
| 路線 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|
| 空港線 | 486 | 532 | 571 | 604 |
| 温泉線 | 213 | 238 | 229 | 251 |
| 学園線 | 347 | 339 | 352 | 366 |
| 湖畔線 | 158 | 171 | 183 | 176 |
(単位:千人)
正解は 4
4は、差が一番小さそうな2021年から確かめます。 で130以上です。ほかの年は、空港線が毎年30千人以上増えるのに、学園線の増え方は多くても14千人なので、差はもっと大きくなります(下の表)。4は確実にいえます。
- 1:湖畔線は2024年の176より2023年の183の方が多いので誤りです。最後の年が一番多いと思い込むと選んでしまいます。
- 2:235との差は で、足すと です。マイナスなので年平均は235を下回ります(年平均は232.75千人)。
- 3: で、1,420に届きません。
- 5:表に2020年の数が無いので、この資料からは分かりません。
空港線と学園線の差(千人)
| 空港線 | 学園線 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 486 | 347 | 139 |
| 2022年 | 532 | 339 | 193 |
| 2023年 | 571 | 352 | 219 |
| 2024年 | 604 | 366 | 238 |
タイプ3割合・構成比の表
資料解釈の問題の解き方(割合・構成比の表)
見分け方:表に「計」の行や列があり、選択肢が「計に占める〜の割合は、〜%を超えている」と言っています。または、表の単位が「%」で、縦に足すと100.0になり(構成比の表)、表の下に「(総数)」が付いています。
解き方の手順
- 1
分母を決める
「川辺公園の計に占める高齢者の割合」なら、分母は川辺公園の計です。どの計で割るのかを、選択肢の言葉から先に決めます。 - 2
割合はかけ算で確かめる
「30%を超えるか」は、分母×0.3 を出して分子と比べます。 - 3
構成比は総数をかけて実数に戻す
構成比の表で人数や量を比べるときは、部分=総数×構成比で実数に戻します。総数が無ければ、別の年どうしの実数は比べられません。 - 4
年をまたぐ比較は、総数の倍率×構成比の倍率
2つの年の実数の比は、総数の比と構成比の比を掛けたものです(下の例のア)。
例で確かめる果物の出荷量の構成比
ある農協の果物の出荷量の構成比です(単位:%)。一番下の(総数)の行は、その年の果物全部の出荷量(単位:t)です。
| 果物 | 2022年 | 2024年 |
|---|---|---|
| りんご | 42.0 | 38.0 |
| なし | 33.0 | 31.0 |
| ぶどう | 25.0 | 31.0 |
| 合計 | 100.0 | 100.0 |
| (総数) | (5,000) | (6,000) |
ア 2024年のぶどうの出荷量は、2022年の1.4倍を上回っている。
イ 2024年のなしの出荷量は、2023年に比べて減っている。
総数と構成比から出した出荷量(t)
| 2022年 | 2024年 | |
|---|---|---|
| りんご | ||
| なし | ||
| ぶどう |
- 2022年:5,000に構成比を掛けるわかることりんご2,100、なし1,650、ぶどう1,250
- 2024年:6,000に構成比を掛けるわかることりんご2,280、なし1,860、ぶどう1,860
アは、総数が 倍、構成比が 倍なので、出荷量は 倍で、正しいです。イは、表に2023年が無いので分かりません。
資料解釈の例題3(割合・構成比の表)
自分で解いてみる資料解釈の例題3(計に占める割合)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある市の3つの公園の、ある日曜日の年代別利用者数を示した次の表から、確実にいえるのはどれか。
| 公園 | 子ども | 大人 | 高齢者 | 計 |
|---|---|---|---|---|
| 中央公園 | 420 | 610 | 270 | 1,300 |
| 川辺公園 | 180 | 350 | 220 | 750 |
| 森林公園 | 260 | 390 | 150 | 800 |
| 計 | 860 | 1,350 | 640 | 2,850 |
(単位:人)
正解は 2
どれも「分母×割合」を出して、分子と比べます。
- 2:分母は総計の2,850人です。 で、大人の1,350人の方が大きいので45%を超えます(47.4%)。2は確実にいえます。
- 1:分母は川辺公園の計の750人です。 に高齢者の220人は届きません(29.3%)。高齢者の計の640人で割ると34%になり、選んでしまいます。
- 3: で、中央公園の子どもの420人は届きません。
- 4:川辺公園は で、子どもの180人は届かず24%です。1つの公園で外れるので誤りです。
- 5:表はある日曜日1日の数だけなので、翌週のことはこの資料からは分かりません。
分母に割合を掛けて、分子と比べる(人)
| 分母 | 分母×割合 | 分子 | 判定 | |
|---|---|---|---|---|
| 選択肢1 | 750 | 225 | 220 | × |
| 選択肢2 | 2,850 | 1,282.5 | 1,350 | ○ |
| 選択肢3 | 860 | 430 | 420 | × |
| 選択肢4 | 750 | 187.5 | 180 | × |
タイプ4比率・1当たりの量
資料解釈の問題の解き方(比率・1当たりの量)
見分け方:選択肢に「客室数に対する宿泊者数の比率」のような「〜に対する〜の比率」や、「1室当たり」「1人当たり」が出てきます。表の列が、戸数・人数・金額のように単位の違う数になっていることが多いです。
解き方の手順
- 1
分母と分子を決める
「入園者数に対する売上高の比率」は 売上高 ÷ 入園者数 で、「に対する」の前にある入園者数が分母です。「1園当たりの入園者数」は、入園者数 ÷ 園の数です。 - 2
基準の数と比べるならかけ算
「比率が2.3を上回るか」は、分母×2.3 を出して分子と比べます。 - 3
前の年より増えたかは増え方で比べる
分子の増加率が分母の増加率より大きければ比率は増え、小さければ減ります。タイプ1の「分数の大小の比べ方」と同じです。
例で確かめる民宿の1室当たりの宿泊者数
ある町の民宿の状況です。1室当たりの宿泊者数は、2023年・2024年とも前の年より増えているでしょうか。
| 年 | 宿泊者数(人) | 客室数(室) |
|---|---|---|
| 2022年 | 18,600 | 240 |
| 2023年 | 20,900 | 250 |
| 2024年 | 21,700 | 262 |
分子(宿泊者)と分母(客室)の増え方
| 宿泊者 | 客室 | 1室当たり | |
|---|---|---|---|
| 2023年 | |||
| 2024年 |
- 宿泊者:増加量÷前の年わかること2023年は2,300÷18,600。18,600の10%は1,860なので、10%を超えます。2024年は800÷20,900で、約3.8%です
- 客室:増加量÷前の年わかること2023年は10÷240で約4.2%、2024年は12÷250=0.048で4.8%
- 1室当たり:分子と分母の増え方を比べるわかること2023年は10%超と約4.2%で宿泊者の方が大きく増えたので増える。2024年は約3.8%と4.8%で客室の方が大きく増えたので減る
割ってみると、1室当たりは2022年から順に77.5人、83.6人、82.8人です。
資料解釈の例題4(比率・1当たりの量)
自分で解いてみる資料解釈の例題4(比率・1当たりの量)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある県の観光農園の状況を示した次の表から、確実にいえるのはどれか。
| 年 | 農園数(園) | 入園者数(千人) | 売上高(百万円) |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 62 | 183 | 430 |
| 2022年 | 65 | 199 | 478 |
| 2023年 | 69 | 215 | 502 |
| 2024年 | 72 | 246 | 572 |
正解は 5
5は、分母の入園者数に2.3を掛けて売上高と比べます。4年とも売上高の方が大きいので(下の表)、5は確実にいえます。
- 1:2021年は 千人に、入園者数の183千人は届きません。ほかの3年は上回るので、1年だけ外れる年を見落とすと選んでしまいます。
- 2:2023年は売上高の増え方が24百万円と小さいので、ここから確かめます。売上高は で約5.0%増、農園数は で約6.2%増です。分母の方が大きく増えたので、1園当たりの売上高は減っています(7.35から7.28百万円)。
- 3:増加量は 千人で、183の10%の18.3に届かないので、10%未満(約8.7%)です。
- 4:閉園があっても、それより多く開園すれば農園数は増えます。表は数の増減だけなので、この資料からは分かりません。
入園者数の2.3倍と売上高を比べる
| 入園者数 | その2.3倍 | 売上高 | |
|---|---|---|---|
| 2021年 | 183 | 420.9 | 430 |
| 2022年 | 199 | 457.7 | 478 |
| 2023年 | 215 | 494.5 | 502 |
| 2024年 | 246 | 565.8 | 572 |
タイプ5指数・増加率の表
資料解釈の問題の解き方(指数・増加率の表)
見分け方:表の上に「(2020年=100)」とあれば指数の表、「対前年増加率(単位:%)」とあれば増加率の表です。どちらも、もとの人数や金額は書いてありません。
解き方の手順
- 1
基準を確かめる
指数は基準の年が100、増加率は1つ前の年が基準です。 - 2
別の項目どうしの実数は比べない
指数が大きい方の人数が多いとは限りません。もとの人数が違うからです。「駅前通りの方が本町より多い」のような選択肢は、この資料からは分かりません。 - 3
基準の年を読み替える
「2021年を100としたときの2024年の指数」は、2024年の指数 ÷ 2021年の指数 × 100 です。 - 4
増加率の表は前の年に掛けていく
2年分なら(1+1年目の増加率)×(1+2年目の増加率)で、増加率は小数で入れます。増加率が小さければ足し算で近似できます(タイプ1)。増加率の数が前の年より小さくなっていても、プラスなら、その年の量は前の年より増えています。
例で確かめる商店街の歩行者数の指数
ある市の3つの商店街の歩行者数の指数です(2020年=100)。
| 商店街 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|---|
| 駅前通り | 96.0 | 104.0 | 112.0 | 120.0 |
| 本町 | 88.0 | 92.0 | 99.0 | 112.0 |
| 港通り | 105.0 | 108.0 | 102.0 | 99.0 |
ア 2021年の本町の歩行者数を100としたとき、2024年の本町の指数は125を上回っている。
イ 港通りの歩行者数は、2023年に前の年より減っている。
アとイを確かめる
| 使う数 | 判定 | |
|---|---|---|
| ア | ||
| イ |
- 記述ア:本町の88と112わかること88×1.25=110で、112の方が大きい。2021年を100とすると127.3で、125を上回る
- 記述イ:港通り108と102わかること同じ商店街の中なら指数の大小がそのまま歩行者数の大小。102は108より小さいので減っている
資料解釈の例題5(指数・増加率の表)
自分で解いてみる資料解釈の例題5(増加率の表)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある市の3つの体験施設の入場者数の対前年増加率を示した次の表から、確実にいえるのはどれか。
| 施設 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
|---|---|---|---|
| 科学館 | 6.0 | △2.0 | 4.0 |
| 天文台 | 15.0 | 10.0 | △22.0 |
| 植物園 | △5.0 | 8.0 | 3.0 |
(単位:%。△はマイナス(減少)を示す。)
正解は 3
3は、増加率がどれも10%未満なので、まず足し算で見当をつけます。 で約106です。ただし基準の105との差は1ポイントしかなく、3年分なのでずれも重なるため、掛け算で確かめます。 で、指数は約105.7です。3は確実にいえます。
- 1:2023年は△2.0で、前の年より減っています。
- 2:足し算では で増えたように見えますが、増加率が大きいので足し算は使えません。 で、2021年より減っています。足し算の近似を大きい増加率に使うと選んでしまいます。
- 4:表は増加率だけで、入場者数そのものが書いてないので、別の施設どうしは比べられません。
- 5:植物園は2022年に5%減り、そのあと2年続けて増えているので、最も少ないのは2022年です。
2021年を100とした指数(小数第2位を四捨五入)
| 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
|---|---|---|---|---|
| 科学館 | 100 | 106.0 | 103.9 | 108.0 |
| 天文台 | 100 | 115.0 | 126.5 | 98.7 |
| 植物園 | 100 | 95.0 | 102.6 | 105.7 |
まとめ間違いやすい点
よくある間違い
分母を取り違える
「川辺公園の計に占める高齢者の割合」は (29.3%)で、高齢者の計で割った (34.4%)ではありません。
同じ220人でも、分母で割合が変わる
| 分子 | 分母 | 割合 | |
|---|---|---|---|
| 川辺公園の計で割る(正しい) | 220 | 750 | 29.3% |
| 高齢者の計で割る(誤り) | 220 | 640 | 34.4% |
構成比が下がったら、量も減ったと思う
りんごの構成比は42%から38%に下がりましたが、総数が5,000tから6,000tに増えたので、出荷量は2,100tから2,280tに増えています。構成比の増減と実数の増減は別物です。
大きい増加率を足し算でつなぐ
15%増、10%増、22%減を足すと3%増ですが、正しくは約1.3%減です(例題5)。足し算は、どの増加率も10%未満で、基準の数と1ポイント以上離れているときだけ使います。
時間と捨てる判断
- 1問3分前後が目安です。まず「分からない」選択肢と、見比べるだけで誤りと分かる選択肢を消し、残りを合計 → 割合 → 増加率のように計算の軽い順に確かめます。
- 1つが確実にいえると分かったら、残りは確かめなくてかまいません。
- 3けたの概算で基準の数とほぼ同じなら4けたに戻し、それでも決まらなければ後回しにします。
- 表が2つ以上ある問題や、記述ア〜エのうち正しいものがいくつあるかを答える問題は、時間がかかりやすいです。2分たっても方針が立たなければ、いったん後回しにする手もあります。
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