6分でわかる外部性

ミクロ経済学・市場の失敗

外部性とは・外部不経済と外部経済

30秒でわかる外部性

外部性(外部効果)は、ある人や企業の活動が、市場の売り買い(価格)を通さずに、ほかの人の費用や満足を変えることです。工場の排水が下流の漁業の費用を増やすように損をさせるものを外部不経済(負の外部性)、得をさせるものを外部経済(正の外部性)と呼びます。

企業がもう1個つくると自分の費用が増える額を私的限界費用(PMC)、その1個で周りの人に新たに生じる費用を外部限界費用と呼びます。外部不経済を正すために政府が1個あたりにかける税をピグー税と呼びます。

社会的限界費用(SMC)

SMC = PMC + 外部限界費用

社会的に最適な量

需要曲線とSMCが交わる量(市場の量は、需要曲線とPMCが交わる量)

ピグー税(1個あたり)

最適な量での外部限界費用(その量でのSMCとPMCの縦の差)
需要曲線 P=120−Q、私的限界費用 P=20+Q、社会的限界費用 P=60+Q。市場は点Eで50個、社会的に最適なのは点Fで30個。間の三角形が死荷重価格数量30509070需要曲線DPMCSMC死荷重EF
外部不経済では、市場(点E)は最適(点F)よりつくりすぎ、間の三角形が死荷重(量のずれで社会全体が失う余剰)になる

先に読む論点余剰分析

企業は自分の費用だけを、買い手は自分の便益だけを見るので、外部不経済ならつくりすぎ、外部経済ならつくらなすぎになります。外部費用を本人の損得に入れさせることを外部性の内部化と呼びます。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★★特別区Ⅰ類★★
市役所★★国家総合職★★
国家一般職★★★国家専門職★★

図の面を選ぶ問題・計算・文の正誤の3つの形がそろい、必修の問題も多い論点です。

よく出るタイプ

外部性の問題は、次の5つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプに切り替わります。

このほか、外部性の種類(技術的外部性・金銭的外部性など)の文の正誤も出ます。用語の意味はまとめのタブの表にあります(必修の1問を解く)。

次にやること

「必修」の16問を解く「外部性」をランダムに演習「外部性」の問題一覧(44問)

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