4分でわかる失業

マクロ経済学・インフレと失業

失業とは・失業率と失業の種類

30秒でわかる失業

失業は、働く能力と意思があり仕事を探しているのに、仕事に就いていない状態です(失業率を出すときの統計の決め方)。失業の論点では、失業を原因ごとに分け、「景気が良くなっても残る失業はどれか」を見分けます。

失業率(u)

失業者 ÷ 労働力人口。労働力人口は 就業者 + 失業者 で、働く意思の無い人(非労働力人口)は分母に入らない

完全雇用

非自発的失業(今の賃金で働きたいのに雇われない失業)が無い状態。失業率は0%ではない

自然失業率

完全雇用のときに残る失業率。摩擦的・構造的・自発的な失業の分

定常状態の失業率

u=ss+fu=\dfrac{s}{s+f}(ss は離職率、ff は就職率)

失業は、原因で次の4つに分けます。表の右の列が、このページ全体で使う区別です。

種類どんな失業か自然失業率に
自発的失業今の賃金では働く気にならず、自分から仕事に就かない入る
摩擦的失業転職や職探しの途中で、次の仕事が決まるまでの間の失業入る
構造的失業求人はあるのに、技能・地域・職種が合わない(ミスマッチ)ための失業入る
非自発的失業(需要不足の失業)今の賃金で働きたいのに、企業の求人(労働需要)が足りずに雇われない入らない

完全雇用は、この表の一番下の非自発的失業が無い状態です。上の3つは景気が良くなっても残るので、完全雇用でも失業率は0%になりません。完全雇用のときの失業率を自然失業率(uNu_N)と呼びます。

非自発的失業はケインズ派(ケインズの考えを受け継ぎ、総需要の不足で不況が続くと考える学派)の考え方です。古典派(ケインズより前からある、価格や賃金が自由に動いて需要と供給を等しくすると考える学派)は、賃金が自由に上下して働きたい人数と雇いたい人数が等しくなるので、非自発的失業は生じない(生じてもすぐ消える)と考えます。2つの学派の違いは「総需要・総供給」のページでも扱います。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★特別区Ⅰ類★★
市役所★★★国家総合職★★★
国家一般職★★国家専門職★★★

失業の種類と自然失業率の文の正誤、UV曲線の図の読み取り、定常状態の失業率の計算の3つの形で出ます。自然失業率は、フィリップス曲線の問題の選択肢の中でもよく問われます。

よく出るタイプ

失業の問題は、次の3つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「必修」の3問を解く「失業」をランダムに演習「失業」の問題一覧(10問)

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