4分でわかる資料解釈(円グラフ)の解き方

資料解釈

資料解釈の円グラフとは・構成比と実数の公式

30秒でわかる円グラフ

円グラフは、全体を100%として、各項目が全体に占める割合(構成比)を扇の大きさで表した資料です。図に書いてあるのは構成比と全体の数(合計)だけで、各項目の実際の数(実数)は書いてありません。

実数

実数=全体×構成比100\text{実数} = \text{全体} \times \dfrac{\text{構成比}}{100}

同じ年の2項目の比

実数の比=構成比の比\text{実数の比} = \text{構成比の比}(全体は約分で消えます)

2つの年の倍率(後の年÷前の年)

倍率=全体の比×構成比の比\text{倍率} = \text{全体の比} \times \text{構成比の比}
図書館の貸出冊数の分類別構成比。2023年(合計20,000冊)は小説40.0・児童書35.0・実用書25.0、2024年(合計25,000冊)は小説36.0・児童書34.0・実用書30.0。小説の扇が橙色で、下に小説8,000冊と9,000冊
小説の構成比は40.0%から36.0%に下がったのに、冊数は8,000冊から9,000冊に増えています

2つの円は同じ大きさで描かれますが、全体の数は年ごとに違います。上の図では2023年が20,000冊、2024年が25,000冊です。だから、違う年の構成比(%)どうしを比べても、実数の大小は分かりません。小説は 20000×0.40=800020000 \times 0.40 = 8000 冊から 25000×0.36=900025000 \times 0.36 = 9000 冊に増えています。

ことばを決めておきます。構成比どうしの差の単位はポイント(40.0%から36.0%なら4.0ポイント下がった)です。増加率は、前の年から何%増えたかです(増えた数÷前の年の実数×100)。指数は、前の年の実数を100としたときの値です。倍率は、後の年の実数が前の年の何倍かを表す数です。全体の比は、後の年の全体÷前の年の全体です。構成比の比は、その項目の後の年の構成比÷前の年の構成比です。

円グラフの問題の解き方:選択肢を3つに仕分ける

選択肢の言葉を見て、何が要るかで仕分けます。計算の軽いものから片づけます。タイプの番号は、下の「よく出るタイプ」のカードの番号です。

選択肢の言葉要るものタイプ
「全体に占める割合」「同じ年の鉄道に対するバスの比率」構成比だけタイプ3(同じ年の2項目の比)・タイプ4の構成比の選択肢
「増加率」「指数」全体の比と構成比の比タイプ2(増加率・指数)
「増加している」「何人を上回る」「増加数」実数(全体×構成比)タイプ1(実数の増減)
「〜の内訳」の円で人数や量を聞く全体×区分の構成比×内訳の構成比タイプ4(内訳の円)

資料に書いていないこと(前の年の資料が無い、金額が無いなど)を聞く選択肢は、正しいとも誤りともいえないので、正解の候補から外します。分数の大小や掛け算の概算のしかたは、資料解釈の計算の技のページにまとめてあります。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ(泉の集計による参考値)
特別区★★★国家総合職★☆☆
国家一般職★☆☆国家専門職★☆☆
地方上級—ほぼ出ていない東京都—ほぼ出ていない
市役所—ほぼ出ていない

特別区でよく出る単元です。2つの年の円グラフを並べ、増加率・指数・実数の増減を聞く形が中心です。国家公務員の試験では、円グラフが棒グラフや折れ線グラフと一緒に出ることもあります。

よく出るタイプ

円グラフの問題は、次の4つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「必修」の5問を解く「資料解釈(円グラフ)」の問題一覧(18問)

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