5分でわかる代替効果と所得効果

ミクロ経済学・消費者の行動

代替効果と所得効果とは(スルツキー分解)

30秒でわかる代替効果と所得効果

ある財が値下がりしたときの買う量の変化(全部効果。価格効果ともいいます)は、2つに分けて考えます。この分け方をスルツキー分解と呼ぶことがあります。

分け方

全部効果 = 代替効果 + 所得効果

代替効果

満足の大きさ(効用)は元のままで、割安になった財へ乗り換える動き。向きはその財の価格と逆(無差別曲線が原点に向かってなめらかに出っ張っているとき)

所得効果

値下がりで実質的に豊かになった分の動き。上級財(正常財。所得が増えると買う量が増える財)なら増やし、下級財(劣等財。減る財)なら減らす
横軸にX財、縦軸にY財の数量。X財の値下がりで、消費は元の点Aから新しい点Cへ動く。補助線の接点Bをはさんで、AからBが代替効果、BからCが所得効果Y財の数量X財の数量203045元の予算線新しい予算線効用720効用1620補助線ABC
横軸の上の赤の矢印(点Aの真下の20個から点Bの真下の30個)が代替効果、橙の矢印(30個から点Cの真下の45個)が所得効果。線の意味は「基本の図」タブで1本ずつ説明します

先に読む論点効用最大化所得の変化と財の分類

  • ギッフェン財は、下級財のうち、値下がりしたのに買う量が減る財です(所得効果が代替効果より大きい)。
  • 実質所得は、同じ所得で買える量です。値下がりで増え、値上がりで減ります。
  • このページでは、X財の数量を xx、Y財の数量を yy、所得を MM、効用を UU、X財の価格を PXP_X と書きます。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★特別区Ⅰ類★
市役所—国家総合職★★
国家一般職★国家専門職★★

図の点を答える問題、計算問題、文の正誤の3つの形で出ます。

よく出るタイプ

代替効果と所得効果の問題は、次の5つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「必修」の5問を解く「代替効果と所得効果」をランダムに演習「代替効果と所得効果」の問題一覧(37問)

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