5分でわかる労働供給

ミクロ経済学・消費者の行動

労働供給とは・余暇と労働時間の関係

30秒でわかる労働供給

労働供給は、1日(や1週間)の使える時間を、働く時間(労働時間)と働かない時間(余暇)に分ける選び方です。余暇を「お金を払って買う財」と考えると、満足(効用)がいちばん大きい組を選ぶ効用最大化の論点と同じ図と計算で解けます。

時間の決まり

労働時間=使える時間−余暇\text{労働時間} = \text{使える時間} - \text{余暇}

お金の決まり(余暇も買い物と見る)

c+w×l=w×T+Mc + w \times l = w \times T + M

cc は消費、ll は余暇の時間、ww は賃金率(1時間働いてもらえる額)、TT は使える時間、MM は働かなくても入る所得(仕送り・利子など。非労働所得)です。余暇を1時間増やすと賃金 ww をあきらめるので、余暇は「1時間 ww で買う財」です。左辺は消費と余暇を買った額の合計、右辺は TT 時間すべて働いたときの所得に MM を足した額(全所得)です。

使える時間16時間・賃金率4・働かなくても入る所得32の個人。予算線と無差別曲線が点E(余暇12時間・所得48)で接し、右端16時間から余暇12時間を引いた4時間が労働時間所得(消費)余暇(時間)1216964832予算線無差別曲線余暇12時間労働4時間E
横軸の右端(16時間)から左へ測った長さが労働時間

先に読む論点効用最大化代替効果と所得効果

図の個人(使える時間16時間・賃金率4・働かなくても入る所得32・効用関数 u=clu=cl)の全所得は 4×16+32=964 \times 16 + 32 = 96 です。u=clu=cl のように消費と余暇の指数が同じ(どちらも1)ときは、全所得を半分ずつ消費と余暇に使うのがいちばん満足の大きい選び方です(効用最大化の論点の早解きの式。タイプ3でも使います)。余暇に使う額は 96÷2=4896 \div 2 = 48、余暇の価格4で割って余暇は 48÷4=1248 \div 4 = 12 時間、労働時間は 16−12=416 - 12 = 4 時間です。このページでは、この個人を「基本の個人」と呼びます。

試験での出方

受験先ごとの出やすさ
地方上級★★★特別区Ⅰ類★★
市役所★★国家総合職★★★
国家一般職★★★国家専門職★★★

効用関数から労働時間を求める計算と、図を見て代替効果・所得効果の文の正誤を選ぶ問題の2つの形で出ます。

よく出るタイプ

労働供給の問題は、次の4つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

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