5分でわかる三角形の性質の解き方

数的推理

三角形の性質とは・三平方の定理

30秒でわかる三角形の性質

三角形の性質の問題は、三角形の長さ・面積・角度を求める問題です。多くは補助線を1本引いて直角三角形を作り、次の道具で解きます。

三平方の定理

直角を挟む2辺を aa、bb、斜辺(直角の向かいの一番長い辺)を cc とすると a2+b2=c2a^2 + b^2 = c^2

特別な直角三角形の辺の比

45°・45°・90° は 1:1:21:1:\sqrt{2} / 30°・60°・90° は 1:3:21:\sqrt{3}:2

三角形の面積

面積=底辺×高さ÷2\text{面積} = \text{底辺} \times \text{高さ} \div 2(高さは、底辺に垂直に測った長さ)
直角を挟む2辺が3と4、斜辺が5の直角三角形。各辺の上の正方形の面積が9、16、25
直角を挟む2辺が3と4なら、その上の正方形の面積は9と16。足した25が、斜辺5の上の正方形の面積と等しくなります

斜辺は、直角の向かいにある辺で、3辺のうち一番長い辺です。三平方の定理は「直角を挟む2辺をそれぞれ2回掛けて足すと、斜辺を2回掛けた数になる」という意味で、32+42=9+16=25=523^2 + 4^2 = 9 + 16 = 25 = 5^2 です。

逆も成り立ちます。3辺の長さで a2+b2=c2a^2 + b^2 = c^2 が成り立てば、その三角形は cc の向かいの角が直角です(三平方の定理の逆。タイプ4で使います)。

  • a2a^2(aa の2乗)は a×aa \times a のことです。32=3×3=93^2 = 3 \times 3 = 9 です。
  • √(ルート)は「2回掛けるとその数になる正の数」です。2\sqrt{2} は約1.41、3\sqrt{3} は約1.73です。
  • ∠A(角A)は頂点Aのところの角です。∠BAC は辺ABと辺ACが作る角で、真ん中の文字が頂点です。∠CAB と書いても同じ角です。

特別な直角三角形の辺の比(30°・60°・90° と 45°・45°・90°)

3つの角が30°・60°・90°の三角形と、45°・45°・90°の三角形は、角を見ただけで3辺の比が決まります。この単元で一番よく使う道具です。

左は45°・45°・90°の直角三角形で辺の比が1、1、√2。右は30°・60°・90°の直角三角形で辺の比が1、√3、2
√2 が付くのは斜辺だけ。√3 は30°・60°・90°の長いほうの辺(60°の向かい)
  • 45°・45°・90°(直角二等辺三角形):正方形を対角線で半分にした形です。1辺1の正方形の対角線は、三平方の定理で 12+12=2\sqrt{1^2 + 1^2} = \sqrt{2} です。
  • 30°・60°・90°:1辺2の正三角形を半分にした形です。斜辺は2、一番短い辺(30°の向かい)は半分の1、残りの辺は 22−12=3\sqrt{2^2 - 1^2} = \sqrt{3} です。30°の向かいの辺は斜辺の半分と覚えます。

相似は、形が同じで大きさだけが違うことです。三角形は、3つの角がそれぞれ等しければ相似で、3辺の比も等しくなります。だから30°・60°・90°の三角形は、どんな大きさでも辺の比が 1:3:21:\sqrt{3}:2 です。

辺が2、2√3、4の30°・60°・90°の三角形と、辺が3、3√3、6の30°・60°・90°の三角形。形が同じで大きさが違う
どちらも 1:√3:2。右は左の1.5倍の大きさです

試験での出方

受験先ごとの出やすさ(泉の集計による参考値)
国家総合職★★☆東京都★★☆
国家一般職★☆☆特別区★☆☆
国家専門職—ほぼ出ていない地方上級—ほぼ出ていない
市役所—ほぼ出ていない

ここで使う三平方の定理と辺の比は、線分比・図形の計量・円の単元の土台になるので、図形の単元の最初に読んでおきたい単元です。

よく出るタイプ

三角形の性質の問題は、次の4つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

次にやること

「三角形の性質」の問題一覧(12問)

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