発言推理(嘘つき問題)とは・うそつきと正直者
30秒でわかる発言推理
発言推理は、何人かの発言のうちどれが本当でどれがうそかを仮定して、矛盾しない組み合わせから犯人や順位を決める問題です。「嘘つき問題」とも呼ばれます。
正直者とうそつき
食い違う組
| Aの発言 | Bの発言 | |
|---|---|---|
| Cが犯人のとき | ○ | × |
| Cが犯人でないとき | × | ○ |
食い違う組には、もう1つよく出る形があります。Bが何かを言い、Cが「Bはうそをついている」と言う組です。Bの発言が本当ならCの発言はうそ、Bの発言がうそならCの発言は本当なので、やはり片方だけが本当です。
仮定の数を減らすコツ:食い違う2人の片方がうそつき
うそつきが1人だけの問題で食い違う組を見つけたら、うそつきはその組の2人のどちらかです。もし組の外の人がうそつきなら、組の2人はどちらも正直者になり、食い違う2つの発言がどちらも本当になってしまうからです。
だから、組の外の人はみな正直者と決まり、その人たちの発言を事実として使えます。全員を1人ずつ疑う代わりに、2人だけ確かめれば済みます。
「本当のことを言ったのは1人だけ」の問題でも同じです。食い違う組のどちらかは必ず本当なので、その1人は組の中にいます。組の外の人の発言はすべてうそと決まります。
試験での出方
| 国家総合職 | ★☆☆ | 国家一般職 | ★☆☆ |
|---|---|---|---|
| 国家専門職 | ★☆☆ | 地方上級 | ★☆☆ |
| 東京都 | ★☆☆ | 特別区 | ★☆☆ |
| 市役所 | ★☆☆ | ||
★は1つですが、どの受験先でも出ている単元です。本当・うその扱い方は命題の単元と共通なので、先に命題を読んでおくと楽になります。
よく出るタイプ
- タイプ1犯人を決める(うそつきは1人)「1人だけがうそをついている」
- タイプ2半分本当・半分うそ1人が2つずつ言い、片方だけが本当
- タイプ3本当の発言の数が決まっている「正しいのは2人だけ」
- タイプ4グループで本当とうそが決まる同じグループの人についての発言は本当
このほか、泉には次のタイプの問題もあります。
タイプ1犯人を決める(うそつきは1人)
発言推理の解き方(犯人を決める)
見分け方:問題文に「1人だけがうそをついている」「犯人だけがうそをつき、ほかの人は本当のことを言う」と書いてあります。聞かれるのは、犯人やうそをついた人です。
解き方の手順
- 1
食い違う組を探す
同じことを「した」「していない」と言い合う2人や、「Bはうそをついている」と言う人と、言われたBの組を探します。 - 2
組があれば、組の外の人の発言を事実にする
うそつきは組の2人のどちらかなので、組の外の人は正直者です。その人たちの発言から、犯人の候補をしぼります。 - 3
組がなければ、犯人を1人ずつ仮定する
犯人ごとに、全員の発言が本当(○)かうそ(×)かを表に書き、うその数と、うそをついた人が条件に合うものだけを残します。 - 4
選択肢を確かめる
残った場合のすべてで成り立つ選択肢を選びます。
例で確かめる植木鉢を倒した人
A〜Dの4人のうち1人が植木鉢を倒しました。倒した人だけがうそをつき、ほかの3人は本当のことを言っています。
A「Cは倒していない」
B「Aが倒した」
C「Bはうそをついている」
D「私は倒していない」
まず手順1・2で解きます。BとCは食い違う組です(Cは「Bはうそをついている」と言っています)。うそをついたのはBかCで、倒した人だけがうそをつくので、倒したのもBかCです。組の外のAは正直者なので「Cは倒していない」は本当です。だから倒したのはBです。
念のため、組を使わずに手順3で、倒した人を1人ずつ仮定して4人の発言が本当(○)かうそ(×)かを表にします。右端は、うそをついた人の数です。
Aが倒したとき
矛盾| 発言 | A | B | C | D | うそ |
|---|---|---|---|---|---|
| 本当か | ○ | ○ | × | ○ | 1 |
矛盾:うそをついたのはCで、倒したAが本当のことを言っている
Bが倒したとき
| 発言 | A | B | C | D | うそ |
|---|---|---|---|---|---|
| 本当か | ○ | × | ○ | ○ | 1 |
Cが倒したとき
矛盾| 発言 | A | B | C | D | うそ |
|---|---|---|---|---|---|
| 本当か | × | × | ○ | ○ | 2 |
矛盾:うそが2人いる
Dが倒したとき
矛盾| 発言 | A | B | C | D | うそ |
|---|---|---|---|---|---|
| 本当か | ○ | × | ○ | × | 2 |
矛盾:うそが2人いる
条件に合うのは「Bが倒したとき」だけで、食い違う組から出した答えと同じです。
自分で解いてみる発言推理の例題1(犯人を決める)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
A〜Eの5人のうち1人が、花壇の水やりを忘れた。5人に聞いたところ次のように答えたが、5人のうち1人だけがうそをついており、ほかの4人は本当のことを言っている。なお、うそをついた人が水やりを忘れた人であるとは限らない。このとき、確実にいえるのはどれか。
A「Cは忘れていない」
B「Eが忘れた」
C「Bの言っていることはうそだ」
D「AもBも忘れていない」
E「私は忘れていない」
✎ 表を使って解いてみましょう。マスを押すたびに ○ → × → 空 と切り替わります。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 本当か |
正解は 3
BとCは食い違う組なので、うそをついたのはBかCです。組の外のA・D・Eは正直者で、その発言は事実です。Aの発言から、忘れたのはCではありません。Dの発言から、AでもBでもありません。Eの発言から、Eでもありません。残るのはDです。
忘れたのがDなら、Bの「Eが忘れた」はうそです。うそをついたのはBで、Cの「Bの言っていることはうそだ」は本当になり、うそは1人だけという条件と合います。正解は3です。
1と2は、Bの発言を信じたときの答えです。Eが忘れたとすると、正直者のEの「私は忘れていない」と合いません。4は、うそをついたBを忘れた人と取り違えた答えです。5は、Dの発言をうそと見た答えですが、Dは食い違う組の外にいるので正直者です。
5人の発言(忘れたのはD)
| 発言 | A | B | C | D | E | うそ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 本当か | ○ | × | ○ | ○ | ○ | 1 |
タイプ2半分本当・半分うそ
発言推理の解き方(半分本当・半分うそ)
見分け方:1人が「私は1位。Cは2位」のように2つずつ言い、問題文に「各人の2つの発言のうち、一方は本当で、他方はうそ」と書いてあります。
解き方の手順
- 1
1人の前半を本当と仮定する
ほかの人の発言と同じ人・同じ順位(曜日)が出てくる人を1人選び、その人の前半を本当と仮定します。前半が本当なら後半はうそ、と決まります。仮定は「前半が本当」と「後半が本当」の2通りだけです。 - 2
決まったことから、ほかの人の発言を順に決める
ある人の発言の片方がうそと分かれば、もう片方は本当です。こうして1人ずつ表に○を入れていきます。 - 3
2つともうそ・2つとも本当の人が出たら、仮定を逆にする
その仮定は矛盾です。もう一方の仮定で、もう一度たどります。
例で確かめる4人の徒競走の順位
A〜Dの4人が徒競走をし、同じ順位の人はいませんでした。4人の2つの発言のうち、一方は本当で、他方はうそです。
A「私は1位。Cは2位」
B「私は2位。Aは3位」
C「私は3位。Bは4位」
D「私は1位。Bは3位」
Aの発言から始めます。Aの前半が本当の場合(仮定1)と、後半が本当の場合(仮定2)の2枚の表を作ります。
仮定1:Aの前半が本当(Aは1位)
| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | |
|---|---|---|---|---|
| A | ||||
| B | ||||
| C | ||||
| D |
- Aの前半:Aは1位わかることAの後半「Cは2位」はうそ
- Bの後半:「Aは3位」はうそわかることBの前半が本当でBは2位
- Cの後半:「Bは4位」はうそわかることCの前半が本当でCは3位
- Dの発言:1位はAなので前半はうそわかること後半「Bは3位」も、Bは2位なのでうそ
仮定2:Aの後半が本当(Cは2位)
| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | |
|---|---|---|---|---|
| A | ||||
| B | ||||
| C | ||||
| D |
- Aの後半:Cは2位わかることAの前半「私は1位」はうそ
- Cの前半:「私は3位」はうそわかることCの後半が本当でBは4位
- Bの前半:「私は2位」はうそわかることBの後半が本当でAは3位
- Dの後半:「Bは3位」はうそわかることDの前半が本当でDは1位
仮定1は矛盾するので、仮定2だけが残ります。順位は D・C・A・B の順です。
自分で解いてみる発言推理の例題2(半分本当・半分うそ)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
A〜Eの5人は、月曜から金曜のうち異なる1日ずつ、図書室の当番をしている。5人はそれぞれ次のように述べたが、各人の2つの発言のうち、一方は本当で、他方はうそである。このとき、確実にいえるのはどれか。
A「私は水曜。Bは金曜」
B「私は火曜。Eは木曜」
C「私は水曜。Aは月曜」
D「私は月曜。Cは木曜」
E「私は木曜。Bは木曜」
✎ 表を使って解いてみましょう。マスを押すたびに ○ → × → 空 と切り替わります。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| A | |||||
| B | |||||
| C | |||||
| D | |||||
| E |
正解は 3
Aの前半を本当(Aは水曜)とすると、Cの「私は水曜」もCの「Aは月曜」もうそになり、Cの2つがどちらもうそで矛盾します。
だからAの後半が本当で、Bは金曜です。Bの「私は火曜」はうそなので「Eは木曜」が本当です。Eの「私は木曜」は本当なので「Bは木曜」はうそで、合っています。Dの「Cは木曜」は、木曜がEなのでうそで、Dは月曜です。Cの「Aは月曜」は、月曜がDなのでうそで、Cは水曜です。残るAは火曜です。正解は3です。
1・2・4は、1人の2つの発言をどちらも本当と思い込んだときの組です。5は、Cの後半を本当と見たときの組で、Aは火曜なので合いません。
答えの表
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| A | × | ○ | × | × | × |
| B | × | × | × | × | ○ |
| C | × | × | ○ | × | × |
| D | ○ | × | × | × | × |
| E | × | × | × | ○ | × |
タイプ3本当の発言の数が決まっている
発言推理の解き方(本当の発言の数が決まっている)
見分け方:問題文に「正しいことを言っているのは1人だけ」「正しいのは2人だけ」のように、本当の発言の数が書いてあります。うそつきの人数ではなく、本当の数で書かれることが多いです。
解き方の手順
- 1
食い違う組を探す
組があれば、組の片方だけが本当です。本当が1人だけなら、組の外の人の発言はすべてうそと決まります。 - 2
うそと決まった発言を、事実に言い換える
「Dは当たりではない」がうそなら、事実は「Dが当たり」です。 - 3
組がなければ、結果を1つずつ仮定する
優勝者や当たりの人を1人ずつ仮定し、本当の発言の数を数えます。数が条件と合う仮定だけを残します。
例で確かめるくじの当たり
A〜Dの4人がくじを引き、1人だけが当たりを引きました。本当のことを言ったのは1人だけです。
A「Cが当たりを引いた」
B「Dは当たりではない」
C「私は当たりではない」
D「Bが当たりを引いた」
| 本当か | 当たり | |
|---|---|---|
| A | ||
| B | ||
| C | ||
| D |
- 食い違う組:Aは「Cが当たり」、Cは「Cは当たりではない」と言っていて、食い違う組ですわかること片方だけが本当。本当は1人だけなので、BとDの発言はうそ
- Bはうそ:「Dは当たりではない」がうそわかること当たりはD
- AとC:当たりはDわかることAの「Cが当たり」はうそ、Cの「私は当たりではない」は本当
本当はCの1人だけで、Dの「Bが当たり」もうそなので、条件と合います。
自分で解いてみる発言推理の例題3(本当の発言の数)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
A〜Eの5人が将棋大会に出て、1人が優勝した。大会の後、5人は次のように述べたが、正しいことを言っているのは2人だけで、ほかの3人はうそを言っている。このとき、確実にいえるのはどれか。
A「Bが優勝した」
B「優勝したのはCかDだ」
C「Aは優勝していない」
D「Eが優勝した」
E「Bは優勝していない」
✎ 表を使って解いてみましょう。マスを押すたびに ○ → × → 空 と切り替わります。
| Aの発言 | Bの発言 | Cの発言 | Dの発言 | Eの発言 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Aが優勝 | |||||
| Bが優勝 | |||||
| Cが優勝 | |||||
| Dが優勝 | |||||
| Eが優勝 |
正解は 2
A「Bが優勝した」とE「Bは優勝していない」は食い違う組なので、本当はこの2人のうち1人です。本当は2人なので、B・C・Dのうちちょうど1人が本当です。
Eが優勝したとすると、Cの「Aは優勝していない」とDの「Eが優勝した」がどちらも本当になり、B・C・Dのうち本当は1人に合いません。だから優勝はEではありません。ここからは、優勝者を1人ずつ仮定して本当の発言の数を数えると確実です(下の表)。2人になるのはBが優勝したときだけです。正解は2です。
Aが優勝したときは本当が1人で、条件を「正しいのは1人」と読み違えると1を選びます。C・D・Eが優勝したときは本当が3人で、「うそが2人」と取り違えると、この3つが残って選べなくなります。
優勝者ごとに、5人の発言が本当(○)かうそ(×)か(右端は本当の数)
| 優勝したのは | Aの発言 | Bの発言 | Cの発言 | Dの発言 | Eの発言 | 本当 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A | × | × | × | × | ○ | 1 |
| B | ○ | × | ○ | × | × | 2 |
| C | × | ○ | ○ | × | ○ | 3 |
| D | × | ○ | ○ | × | ○ | 3 |
| E | × | × | ○ | ○ | ○ | 3 |
タイプ4グループで本当とうそが決まる
発言推理の解き方(グループで本当とうそが決まる)
見分け方:人が2つのグループ(学年・出身・支店など)に分かれていて、問題文に「自分と同じグループの人についての発言は正しく、違うグループの人についての発言は誤り」と書いてあります。
解き方の手順
- 1
グループの分け方を書き出す
4人のうち「2年生は1人だけ」なら、2年生がA・B・C・Dのどれかで4通りです。人数の条件から、分け方をすべて挙げます。 - 2
分け方ごとに、発言の本当・うそを決める
話した人と話された人が同じグループなら本当、違えばうそです。うその発言は「〜ではない」に言い換えます。 - 3
表に入れて、矛盾する分け方を消す
同じ係が2人になる、だれも入らない係がある、という分け方は消します。
例で確かめる係と学年
A〜Dの4人は、受付・会計・司会・記録の係を1つずつ受け持っています。4人のうち1人だけが2年生で、ほかの3人は1年生です。自分と同じ学年の人についての発言は本当、違う学年の人についての発言はうそです。
A「Bは受付だ」
B「Cは会計だ」
C「Dは受付ではない」
D「Aは受付だ」
2年生がだれかで4枚の表を作ります。2年生が話した発言と、2年生について話した発言はうそ、1年生どうしの発言は本当です。
- 2年生がAのとき:Aの発言とDの発言(Aについて)はうそ、Bの発言とCの発言は本当です。Bは受付ではない、Cは会計、Dは受付ではない、Aは受付ではない、となります。
- 2年生がBのとき:Aの発言(Bについて)とBの発言はうそ、Cの発言とDの発言は本当です。Bは受付ではない、Cは会計ではない、Dは受付ではない、Aは受付、となります。
- 2年生がCのとき:Bの発言(Cについて)とCの発言はうそ、Aの発言とDの発言は本当です。Bは受付、Cは会計ではない、Dは受付、Aは受付、となります。
- 2年生がDのとき:Cの発言(Dについて)とDの発言はうそ、Aの発言とBの発言は本当です。Bは受付、Cは会計、Dは受付、Aは受付ではない、となります。
2年生がAのとき
矛盾| 受付 | 会計 | 司会 | 記録 | |
|---|---|---|---|---|
| A | × | × | ||
| B | × | × | ||
| C | × | ○ | × | × |
| D | × | × |
矛盾:受付に入れる人がいない(A・B・Dは受付でなく、Cは会計)
2年生がBのとき
| 受付 | 会計 | 司会 | 記録 | |
|---|---|---|---|---|
| A | ○ | × | × | × |
| B | × | |||
| C | × | × | ||
| D | × |
2年生がCのとき
矛盾| 受付 | 会計 | 司会 | 記録 | |
|---|---|---|---|---|
| A | ○ | |||
| B | ○ | |||
| C | × | |||
| D | ○ |
矛盾:受付がA・B・Dの3人になる
2年生がDのとき
矛盾| 受付 | 会計 | 司会 | 記録 | |
|---|---|---|---|---|
| A | × | |||
| B | ○ | |||
| C | ○ | |||
| D | ○ |
矛盾:受付がBとDの2人になる
残るのは2年生がBのときだけです。2年生はBで、Aは受付と決まります。B・C・Dの残りの係は、この4つの発言だけでは決まりません。
自分で解いてみる発言推理の例題4(グループで本当とうそが決まる)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある軽音楽部のA〜Dの4人は、ピアノ・ギター・ドラム・ベースを1つずつ担当している。4人のうち1人だけが今年入った新入部員で、ほかの3人は2年目である。4人は次のように述べたが、自分と同じ立場(新入部員どうし、または2年目どうし)の人についての発言は正しく、立場の違う人についての発言は誤りであった。このとき、確実にいえるのはどれか。
A「Bはドラムではない」
B「Dはドラムだ」
C「Aはベースだ」
D「Cはドラムだ」
✎ 表を使って解いてみましょう。マスを押すたびに ○ → × → 空 と切り替わります。
| ピアノ | ギター | ドラム | ベース | |
|---|---|---|---|---|
| A | ||||
| B | ||||
| C | ||||
| D |
正解は 3
新入部員がだれかで4通りに分け、発言の○×を表にします(下の表)。
Aが新入部員なら、Aの発言はうそで「Bはドラム」、Bの発言は本当で「Dはドラム」、Dの発言も本当で「Cはドラム」となり、ドラムが3人になってしまいます。Bが新入部員なら、Aのうその発言から「Bはドラム」、Dの本当の発言から「Cはドラム」で、やはりドラムが2人です。Dが新入部員なら、Aの発言は本当なのでBはドラムではありません。Bの発言はうそなのでDもドラムではありません。Dの発言はうそなのでCもドラムではありません。Cの発言は本当なのでAはベースで、ドラムがだれもいません。
残るのはCが新入部員のときだけで、Bの発言は本当なのでDはドラムです。正解は3です。
5は、Cの「Aはベースだ」を本当と見た答えです。Cは新入部員でAは2年目なので、この発言はうそです。4は、Dが新入部員の場合でドラムがだれもいないことを見落とすと選びます。1・2はドラムが2人以上になる場合の一部だけを見た答えです。
新入部員ごとの発言の○×
| 新入部員 | Aの発言 | Bの発言 | Cの発言 | Dの発言 |
|---|---|---|---|---|
| A | × | ○ | × | ○ |
| B | × | × | ○ | ○ |
| C | ○ | ○ | × | × |
| D | ○ | × | ○ | × |
まとめ間違いやすい点
よくある間違い
「正しいのは1人」と「うそつきは1人」を取り違える
5人のうち「正しいのは1人」なら、うそは4人です。「うそつきは1人」なら、正しいのは4人です。数え始める前に、問題文がどちらの数を書いているかに線を引きましょう。
5人のとき
| 本当 | うそ | |
|---|---|---|
| 正しいのは1人 | 1人 | 4人 |
| うそつきは1人 | 4人 | 1人 |
うそつきと犯人を同じ人だと思い込む
「犯人だけがうそをつく」と書いてあれば同じ人ですが、「1人だけがうそをついている」だけなら別の人のこともあります。例題1では、うそをついたのはB、水やりを忘れたのはDでした。
「AもBも犯人ではない」がうそのとき
事実は「AかBの少なくとも一方が犯人」です。「AもBも犯人」とは限りません。
「AもBも犯人ではない」が本当かどうか
| 犯人 | 発言 |
|---|---|
| A | × |
| B | × |
| C | ○ |
犯人がAでもBでも、この発言はうそになります。
仮定を片方しか確かめない
最初の仮定で矛盾なく最後まで進んでも、もう一方の仮定で別の答えが出ることがあります。「確実にいえる」と言えるのは、残ったすべての場合で成り立つときだけです。
時間と捨てる判断
- 食い違う組がある問題は、組の外の人の発言から一気に決まることが多く、2〜3分で解きたいタイプです。
- 組が見つからなくても、犯人や優勝者を1人ずつ仮定する表を書けば、時間はかかっても必ず解けます。
- 「わかった」「わからない」の発言から推理する問題は、場合の数が多く時間がかかります。ほかの問題を先に解き、残った時間で取り組む手もあります。











