集合とは・ベン図の公式
30秒でわかる集合
集合の問題は、人を「犬を飼っている人」「猫を飼っている人」のような仲間(集合)に分け、何人いるかを求める問題です。仲間を円で表して重ねた図をベン図と呼び、円の重なりが「両方に当てはまる人」です。犬か猫の少なくともどちらかを飼っている人(犬だけ・猫だけ・両方を合わせた人)を「少なくとも一方」と呼びます。
2つの集合
どちらでもない
3つの集合
ベン図の円や外枠で区切られた1つ1つの部分を、このページでは部屋と呼びます。円が2つなら部屋は4つ、3つなら8つ(どの円にも入らない外側を含む)です。
円が3つの問題(たとえば読書・料理・園芸)では、問題文の「読書と料理の両方」は、ふつう3つすべてに当てはまる人も含みます。「読書と料理の2つだけ」とは違うので、どちらの意味かを最初に確かめます。
試験での出方(集合の問題)
| 東京都 | ★★★ | 国家総合職 | ★★☆ |
|---|---|---|---|
| 国家一般職 | ★★☆ | 国家専門職 | ★★☆ |
| 特別区 | ★★☆ | 地方上級 | ★☆☆ |
| 市役所 | ★☆☆ | ||
東京都でとくによく出る単元です。ベン図や表に数を書き込めれば短い時間で解ける問題が多く、取りこぼしたくない単元です。
よく出るタイプ
集合の問題は、次の5つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。
- タイプ1ベン図の部屋を数で埋める円の人数と「両方」の人数から、「だけ」や外側を出す
- タイプ2重なりの最小・最大「少なくとも何人」「多くても何人」
- タイプ33つの二択を表で数える大人か子ども・男性か女性・県内か県外のように、2つに分ける見方が3つある
- タイプ4重ならない選択をクロス表で3つから1つだけ選び、男性・女性などに分けて数える
- タイプ5全体の人数が分からない「ちょうど1つ」「ちょうど2つ」の人数から式を立てる
このほか、泉には「ある研修を修了した人は、全員が別の研修も修了している」のように、1つの円がもう1つの円の中にすっぽり入る問題もあります → 問題を解く
タイプ1ベン図の部屋を数で埋める
集合の解き方(ベン図の部屋を数で埋める)
見分け方:問題文に「読書をしている人は39人」「読書と料理の両方は13人」「3つすべては4人」のような人数が並び、「どれもしていない人」や「読書だけの人」の人数を聞かれます。
3つの円のベン図は、下の8つの部屋に分かれます。
解き方の手順
- 1
ベン図と外枠を描く
外枠が全体です。円の外の「どれでもない」部屋も忘れずに用意します。 - 2
内側から埋める
3つすべて → 2つだけ → 1つだけ の順です。「両方」の人数は3つすべての人を含むので、そこから3つすべてを引くと「2つだけ」になります。 - 3
円の人数から「だけ」を出す
円の人数は、円の中の4部屋の合計です。円の人数からほかの3部屋を引くと「だけ」が出ます。 - 4
全体から引いて外側を出す
全体から、円の中の7部屋の合計を引くと「どれでもない」になります。
例で確かめる読書・料理・園芸の趣味
ある町の住民90人に、趣味として読書・料理・園芸をしているかを聞きました。読書は39人、料理は34人、園芸は26人です。読書と料理の両方は13人、読書と園芸の両方は9人、料理と園芸の両方は10人、3つすべては4人です。どれもしていない人は何人でしょうか。
部屋ごとの人数を内側から埋める
| 人数 | |
|---|---|
| 3つすべて | |
| 読書と料理だけ | |
| 読書と園芸だけ | |
| 料理と園芸だけ | |
| 読書だけ | |
| 料理だけ | |
| 園芸だけ | |
| どれでもない |
- 3つすべて:問題文から4人
- 2つだけ:「両方」は3つすべての4人を含むわかること読書と料理は13−4=9人、読書と園芸は9−4=5人、料理と園芸は10−4=6人
- 読書の円:読書は39人わかること円の中のほかの部屋を引いて、読書だけは39−(9+5+4)=21人
- 料理の円:料理は34人わかること料理だけは34−(9+6+4)=15人
- 園芸の円:園芸は26人わかること園芸だけは26−(5+6+4)=11人
- 外側:円の中の7部屋は21+15+11+9+5+6+4=71人わかることどれでもないは90−71=19人
公式でも確かめられます。少なくとも1つは 人で、表の71人と同じです。
集合の問題(例題):3つの円
自分で解いてみる集合の例題1(ベン図の部屋を数で埋める)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある学校の生徒120人に、美術館・博物館・動物園に行ったことがあるかを調べたところ、次のことが分かった。美術館だけに行ったことがある生徒は何人か。
ア 美術館は50人、博物館は42人、動物園は47人であった。
イ 美術館と博物館の両方は16人、博物館と動物園の両方は14人、美術館と動物園の両方は15人であった(いずれも3つすべての生徒を含む)。
ウ 3つのどこにも行ったことがない生徒は21人であった。
正解は 3
3つすべての人数が書かれていないので、内側から埋められません。先に公式で出します。少なくとも1つは 人です。3つの円の人数の合計(円の和)は 、「両方」の人数3つの合計は なので、 から、3つすべては 人です。
美術館と博物館の2つだけは 人、美術館と動物園の2つだけは 人なので、美術館だけは 人です。
19人は とした値です。16人にも15人にも3つすべての5人が入っているので、5人を2回引いてしまい、1回多く引いています。29人は とした値で、真ん中の3つすべての5人を引き忘れています。34人は美術館と博物館の両方だけを引いた値、21人はどこにも行ったことがない生徒の数です。
タイプ2重なりの最小・最大
集合の「少なくとも」の解き方(重なりの最小・最大)
見分け方:問題文に「両方」の人数が書かれておらず、「少なくとも何人いるか」「多くても何人か」や、「確実にいえるのはどれか」と聞かれます。項目が4つ・5つあってベン図が描けない問題も、このタイプです。
解き方の手順
- 1
全体を1本の線にする
どれにも当てはまらない人が分かっていれば、その人を除いた長さにします。 - 2
重なりの最小:両端から取る
2つの集合を線の左端と右端から取ると、重なりがいちばん小さくなります。最小は「2つの人数の和 − 全体」です(0より小さければ0)。 - 3
重なりの最大:同じ端からそろえる
小さいほうの集合が大きいほうにすっぽり入るとき、重なりがいちばん大きくなります。最大は小さいほうの人数です。 - 4
3つ以上は「当てはまらない人」を足す
3つすべての最小は、全体から「それぞれに当てはまらない人」の合計を引いた数です。当てはまらない人どうしが重ならないように並べた場合にあたります。
例で確かめるパンと牛乳の両方をとった人
クラスの40人のうち、朝食にパンを食べた人は28人、牛乳を飲んだ人は19人です。両方をとった人は、少なくとも何人、多くても何人でしょうか。
下の図では、人数を横に伸びる帯の長さで表します。牛乳の帯を右端に寄せると、パンとの重なりがいちばん小さくなります。重なりは 人で、パンも牛乳もとらなかった人は0人です。
牛乳の帯を左へずらすと、1人ずらすごとに両方が1人、パンも牛乳もとらなかった人も1人増えます。2枚目の図の「なし」は、パンも牛乳もとらなかった人です。左端までそろえると、牛乳の19人全員がパンの中に入り、両方は19人、「なし」は 人です。
両方をとった人は、少なくとも7人、多くても19人です。
集合の問題(例題):少なくとも何人
自分で解いてみる集合の例題2(重なりの最小・最大)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
正解は 2
それぞれを持っていない世帯は、テレビ 、電子レンジ 、食器洗い機 世帯です。3つとも持っている世帯をいちばん少なくするには、「何かを持っていない世帯」をできるだけ多くします。そのためには、この12世帯・15世帯・19世帯が1世帯もだぶらないようにします(どの世帯も、持っていないものは1つだけ)。このとき「何かを持っていない世帯」は 世帯で、これより多くはなりません。残りの 世帯は3つとも持っているので、少なくとも14世帯です。
下の図は、それぞれを持っていない世帯を、重ならないように並べた図です。
33世帯は、テレビと電子レンジの2つの最小()で、3つ目を考えていない値です。26世帯も同じく、電子レンジと食器洗い機の2つの最小()です。41世帯は、食器洗い機の世帯がすべてほかの2つも持つときの最大で、「少なくとも」ではありません。12世帯はテレビを持っていない世帯です。
タイプ33つの二択を表で数える
集合の解き方(3つの二択を表で数える)
見分け方:問題文に「全員、大人か子どものどちらかであり、男性か女性のどちらかであり、県内か県外のどちらかである」のように、2つに分ける見方が3つ書いてあります。
2つに分ける見方が3つあると、組み合わせは 通りで、3つの円のベン図の8つの部屋と同じです。ここでは8つのマスを持つ表に人数を書き込みます(このような表をキャロル表と呼ぶこともあります)。表にすると、行の合計からどのマスを引けばよいかが一目で分かります。
解き方の手順
- 1
表を作る
2つの見方を組み合わせて行に(大人・男性、大人・女性…の4行)、残りの1つを列に(県内・県外)並べます。右端に行の合計を書きます。 - 2
細かい条件から書く
「大人の男性のうち県内は18人」のように、3つの見方がそろった条件は、そのマスにそのまま書きます。 - 3
合計から引き算で埋める
「大人は68人」「男性のうち県内は32人」のような合計の条件から、分かっているマスを引いて残りを出します。
例で確かめる水族館の入館者
ある日の水族館の入館者120人は、全員が、大人か子どものどちらかで、男性か女性のどちらかで、県内から来たか県外から来たかのどちらかです。ア〜ウが分かっているとき、子どもの男性で県外から来た人は何人でしょうか。
ア:大人は68人、男性は53人。
イ:大人の男性は30人で、そのうち県内から来た人は18人。
ウ:男性のうち、県内から来た人は32人。
行の合計と県内・県外を埋める
| 県内 | 県外 | 計 | |
|---|---|---|---|
| 大人・男性 | |||
| 大人・女性 | |||
| 子ども・男性 | |||
| 子ども・女性 |
- 大人・男性:イより30人で、県内は18人わかること県外は30−18=12人
- 大人・女性:大人はアの68人わかること大人の女性は68−30=38人
- 子ども・男性:男性はアの53人わかること子どもの男性は53−30=23人
- 男性の県内:ウより32人わかること大人の男性の県内が18人なので、子どもの男性の県内は32−18=14人。県外は23−14=9人
女性の県内・県外は、この条件だけでは決まりません。聞かれたマスに届いたら、表の残りを埋めなくてかまいません。
集合の問題(例題):表で数える
自分で解いてみる集合の例題3(3つの二択を表で数える)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある体操教室の会員84人は、全員が小学生か中学生のどちらかであり、男子か女子のどちらかであり、週1回か週2回のどちらかで通っている。次のア〜エが分かっているとき、中学生のうち週1回通っている会員は何人か。
ア 男子は42人である。
イ 小学生の男子は24人で、そのうち週2回通っている者は9人である。
ウ 男子のうち、週2回通っている者は20人である。
エ 中学生の女子のうち、週1回通っている者は12人である。
人数を書き込んで解く
| 週1回 | 週2回 | 計 | |
|---|---|---|---|
| 小学生・男子 | 9 | 24 | |
| 小学生・女子 | |||
| 中学生・男子 | |||
| 中学生・女子 | 12 |
正解は 5
中学生の男子は、男子42人から小学生の男子24人を引いて 人です。中学生の男子で週2回の人は、男子の週2回20人から小学生の男子の週2回9人を引いて 人なので、中学生の男子で週1回の人は 人です。
中学生の女子で週1回の人はエより12人なので、中学生で週1回の人は 人です。
7人は中学生の女子を足し忘れた値、18人は中学生の男子の全員(週2回を引き忘れた値)です。11人は中学生の男子の週2回の人数、12人は中学生の女子の週1回の人数(エの数)だけを答えた値です。
答えの表(空欄は決まらないマス)
| 週1回 | 週2回 | 計 | |
|---|---|---|---|
| 小学生・男子 | 15 | 9 | 24 |
| 小学生・女子 | |||
| 中学生・男子 | 7 | 11 | 18 |
| 中学生・女子 | 12 |
タイプ4重ならない選択をクロス表で
集合の解き方(重ならない選択をクロス表で数える)
見分け方:問題文に「3つのうち1つだけを選んだ」「全員がいずれか1つを選び、どれも選ばなかった人はいない」と書いてあり、さらに男性・女性のような分け方があります。選んだものが重ならないので、ベン図ではなく、2つの分け方を行と列にした表(クロス表)で数えます。
解き方の手順
- 1
表を作る
行に自宅生・下宿生などの分け方、列に選んだもの(弓道・ダンス・ヨガなど)を書き、右端と下端に合計を用意します。 - 2
割合と比は人数に直す
「大人全体の3割」は のように人数に直してから書きます。比が 1:3 なら、合わせた人数を で割ると1つ分の人数が出ます。 - 3
空きが1つの行・列から埋める
行の合計・列の合計から、分かっているマスを引きます。空きが1つになった行や列から順に決まります。
例で確かめる体育の選択授業
ある大学の新入生140人のうち、自宅から通う人(自宅生)は62人、残りの78人は下宿しています(下宿生)。全員が体育の選択授業を弓道・ダンス・ヨガから1つずつ選びました。弓道は38人、ヨガは57人です。弓道の自宅生は15人、ダンスの下宿生は26人です。ヨガの自宅生は何人でしょうか。
合計から引いて埋める
| 弓道 | ダンス | ヨガ | 計 | |
|---|---|---|---|---|
| 自宅生 | 15 | 62 | ||
| 下宿生 | 26 | 78 | ||
| 計 | 38 | 57 | 140 |
- ダンスの計:全体140人から弓道とヨガを引くわかること140−38−57=45人
- ダンスの列:ダンスの下宿生は26人わかることダンスの自宅生は45−26=19人
- 自宅生の行:自宅生62人から弓道とダンスを引くわかることヨガの自宅生は62−15−19=28人
集合の問題(例題):クロス表
自分で解いてみる集合の例題4(重ならない選択をクロス表で数える)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある町内会の行事に参加した170人は、受付・会場設営・調理の3つの係のうち、いずれか1つだけを担当した。参加者は全員、大人か子どものどちらかである。次のア〜エが分かっているとき、会場設営を担当した大人は何人か。
ア 大人は100人である。
イ 会場設営を担当したのは62人、調理を担当したのは40人である。
ウ 調理を担当した大人は、大人全体の3割である。
エ 受付を担当した子どもと、会場設営を担当した子どもの人数の比は、1:3である。
人数を書き込んで解く
| 受付 | 会場設営 | 調理 | 計 | |
|---|---|---|---|---|
| 大人 | 100 | |||
| 子ども | ||||
| 計 | 62 | 40 | 170 |
正解は 2
受付は 人、子どもは 人です。ウより、調理の大人は 人なので、調理の子どもは 人です。
子どもの残り 人が、受付と会場設営に で分かれます。1:3 は、60人を つに分けて、受付に1つ分、会場設営に3つ分です。1つ分は 人なので、受付の子どもは15人、会場設営の子どもは 人です。会場設営の大人は 人です(受付の大人は 人で、大人は 人と合います)。
47人は、比を逆にして会場設営の子どもを15人とした値()です。45人は会場設営の子ども、53人は受付の大人、15人は受付の子どもの人数です。
答えの表
| 受付 | 会場設営 | 調理 | 計 | |
|---|---|---|---|---|
| 大人 | 53 | 17 | 30 | 100 |
| 子ども | 15 | 45 | 10 | 70 |
| 計 | 68 | 62 | 40 | 170 |
タイプ5全体の人数が分からない
集合の解き方(全体の人数が分からないとき)
見分け方:問題文に「調べた人の総数は分からない」とあり、3つの円の人数と、「少なくとも1つ」「ちょうど1つ」「ちょうど2つ」「2つ以上」のどれかの人数が書いてあります。「ちょうど2つ」は2つだけの人で、3つすべての人は入りません。
3つの円の人数の合計(円の和)では、1つの円だけの人は1回、2つだけの人は2回、3つすべての人は3回数えられます。
解き方の手順
- 1
円の人数を足す
3つの円の人数の和は、 です。 - 2
少なくとも1つの式を書く
です。 - 3
2つの式を引く
円の和から少なくとも1つを引きます。少なくとも1つでは、どの人も1回ずつ数えるので、引くと数える回数がそれぞれ1回減ります。ちょうど1つの人は 1−1=0回、ちょうど2つの人は 2−1=1回、3つすべての人は 3−1=2回になり、 が残ります。ここに残りの条件を入れます。
例で確かめる駅前の3つの店の利用者
駅前の薬局・花屋・書店の3つの店について、利用したことがある人を調べました(調べた人数は分かりません)。薬局は36人、花屋は23人、書店は41人です。少なくとも1つを利用した人は74人、3つすべてを利用した人は5人です。ちょうど1つだけを利用した人は何人でしょうか。
円の和は 人分です。少なくとも1つの74人を引くと で、これが「ちょうど2つ+3つすべての2回分」です。ちょうど2つは 人なので、ちょうど1つだけは 人です。
何回数えたかで並べる
| 人数 | 数える回数 | 円の和に入る数 | |
|---|---|---|---|
| ちょうど1つ | 53人 | 1回 | 53 |
| ちょうど2つ | 16人 | 2回 | 32 |
| 3つすべて | 5人 | 3回 | 15 |
| 合計 | 74人 | 100 |
1つ1つの部屋の人数は、この条件だけでは決まりません。それでも、ちょうど1つ・ちょうど2つの人数の合計は決まります。
集合の問題(例題):全体が分からない
自分で解いてみる集合の例題5(全体の人数が分からない)
選択肢を押すと、正解と解説が出ます。
ある会社で、運動会・夏祭り・忘年会の3つの社内行事への参加について調べた。社員の総数は分からない。次のア〜ウが分かっているとき、3つの行事すべてに参加した者は何人か。
ア 運動会に参加した者は44人、夏祭りは57人、忘年会は62人であった。
イ 少なくとも1つに参加した者は115人であった。
ウ ちょうど2つに参加した者は、3つすべてに参加した者の4倍であった。
正解は 1
円の和は 人分です。少なくとも1つの115人を引いた が、「ちょうど2つ+3つすべての2回分」です。
3つすべてを 人とおくと、ウよりちょうど2つは 人なので、、 人です。ちょうど2つは32人、ちょうど1つは 人です。
32人はちょうど2つの人数です。24人は48を2で割った値で、3つすべての人がいないものとして全員を「2回数えた人」にしています。12人は として、3つすべての人の2回分()を入れ忘れた値です。16人は48を3で割った値で、3つすべての人が残る回数を2回ではなく3回と取り違えています。
何回数えたかで並べる
| 人数 | 数える回数 | 円の和に入る数 | |
|---|---|---|---|
| ちょうど1つ | 75人 | 1回 | 75 |
| ちょうど2つ | 32人 | 2回 | 64 |
| 3つすべて | 8人 | 3回 | 24 |
| 合計 | 115人 | 163 |
まとめ間違いやすい点と時間の使い方
集合の問題でよくある間違い
「読書をしている」と「読書だけ」を取り違える
「読書をしている人」は読書の円の4部屋の合計、「読書だけ」は円の外寄りの1部屋です。タイプ1の例なら39人と21人で、大きく違います。
同じ「読書」でも入る部屋が違う
| 入る部屋 | 人数 | |
|---|---|---|
| 読書をしている | 円の中の4部屋 | 39人 |
| 読書だけ | 外寄りの1部屋 | 21人 |
3つの円の公式で、3つすべてを足し戻し忘れる
3つすべての人は、円の和で3回足され、「両方」の和で3回引かれて、0回になっています。だから最後に1回足します。タイプ1の例(読書・料理・園芸)で足し忘れると、円の和 から「両方」の和 を引いただけの 人になり、正しい71人より、3つすべての4人だけ少なくなります。
「ちょうど2つ」と「2つ以上」を混ぜる
「2つ以上」は「ちょうど2つ」に3つすべてを足した人数です。タイプ1の例では、ちょうど2つが 人、2つ以上は 人です。
どれにも当てはまらない人を除かずに最小を出す
ある講習の受講者50人のうち、課題1を出した人は40人、課題2は38人、課題3は36人で、1つも出さなかった人が4人いるとします。3つすべてを出した人の最小は、1つも出さなかった4人を除いた46人で考えます。46人のうち、課題1を出さなかった人は 人、課題2は 人、課題3は 人です。この人たちが重ならないように並べると合わせて 人なので、最小は 人です。50人のまま 人とすると、1つも出さなかった4人を「出さなかった人」に3回数えてしまうので、誤りです。
時間と捨てる判断
- 3つすべてと「両方」が書いてあるタイプ1は、内側から埋めれば1〜2分で解けることが多く、取りにいきたい問題です。
- 「ちょうど2つ」「2つ以上」が出てきたら、まずタイプ5の2つの式を書くと速くなります。
- 4つ・5つの項目の「確実にいえる」問題は、選択肢ごとに最小・最大を出すので時間がかかります。2分たって図にできなければ、後回しにする手もあります。
- 迷ったら「どの部屋の人数を聞かれているか」に戻りましょう。ベン図か表に、その部屋の場所を書いてから数を入れます。











