4分でわかる正多面体・積み木の解き方

判断推理

正多面体・積み木とは

30秒でわかる正多面体・積み木

この単元は、立体を頭の中で回すのではなく、数を数える単元です。数えるものは2種類あります。

  • 正多面体:すべての面が同じ形の正多角形で、どの頂点にも同じ数の面が集まる立体です。面・辺・頂点の数を数えます。
  • 積み木:同じ大きさの立方体を積んだ立体です。立方体の個数を数えます。

辺の数

辺=面の数×1面の辺の数÷2\text{辺} = \text{面の数} \times \text{1面の辺の数} \div 2

頂点の数

頂点=面の数×1面の角の数÷1頂点に集まる面の数\text{頂点} = \text{面の数} \times \text{1面の角の数} \div \text{1頂点に集まる面の数}

確かめ(オイラーの多面体定理)

面+頂点−辺=2\text{面} + \text{頂点} - \text{辺} = 2

積み木の数え方

真上から見た図のマスに積んだ個数を書き、水平に1段ずつ切って数える
5種類の正多面体の見取図。正四面体・正六面体・正八面体・正十二面体・正二十面体
正多面体は、この5種類しかありません

正多面体の面・辺・頂点の数(表と数え方)

立体面の形1頂点に集まる面面辺頂点
正四面体正三角形3464
正六面体(立方体)正方形36128
正八面体正三角形48126
正十二面体正五角形3123020
正二十面体正三角形5203012

覚えるのは「面の形」「1頂点に集まる面の数」「面の数」の3つで、辺と頂点は計算で出せます。

正十二面体で確かめます。面は正五角形が12枚です。面をばらばらにすると、辺は全部で 12×5=6012 \times 5 = 60 本あります。立体では1本の辺を2枚の面が分け合っているので、辺は 60÷2=3060 \div 2 = 30 本です。ばらばらの面の角も 12×5=6012 \times 5 = 60 個あり、立体では3枚の面の角が集まって1つの頂点になるので、頂点は 60÷3=2060 \div 3 = 20 個です。最後に 12+20−30=212 + 20 - 30 = 2 となり、オイラーの多面体定理に合っています。

5種類しかない理由:1つの頂点には面が3枚以上集まり、そこに集まる角の合計が360°より小さくないと、とがった頂点になりません。正三角形(1つの角が60°)は3枚・4枚・5枚、正方形(90°)と正五角形(108°)は3枚までです。正六角形は120°が3枚で360°ちょうどになり、平らに広がってしまいます。

面の中心を結んだ立体:立方体の6つの面の中心を結ぶと正八面体になり、正八面体の面の中心を結ぶと立方体になります。正十二面体と正二十面体も同じ関係で、正四面体は正四面体になります。どれも面の数と頂点の数が入れ替わるので、表で確かめられます。

積み木の数え方:真上から見た図に個数を書く

積み木は、2つの道具で数えます。なお、立体を斜め上から見て、形が分かるようにかいた図を見取図と呼びます。

道具1 真上から見た図に個数を書く:立体を真上から見たマス目をかき、それぞれのマスに、そこに積んである立方体の個数を書きます。このページでは、この図を「個数の図」と呼びます。全部の個数は、個数の図の数を足すだけです。

立方体を積んだ立体の見取図と、真上から見たマス目に積んだ個数を書いた図。奥の行が3・2・1、真ん中の行が2・1・空き、手前の行が1・1・空き
個数の図を足すと 3+2+1+2+1+1+1=11個

道具2 段ごとの平面図:立体を水平に1段ずつ切り、段ごとに真上から見たマス目をかいて、立方体があるマスに○を書きます。段は下から数えます。個数の図の数が2以上のマスには下から2段目にも、3以上のマスには下から3段目(この立体ではいちばん上の段)にも立方体があります。下の図は、上の段から順に並べています。

前の立体を3段に切った平面図。下から3段目は1個、下から2段目は3個、下から1段目は7個
段ごとに数えても 1+3+7=11個で、個数の図の合計と同じ

穴を開ける問題(タイプ1)は道具2で、見えない立方体や面で接する個数の問題(タイプ3)は道具1と道具2の両方を使って数えます。正多面体の問題(タイプ2)は、上の表と2つの式で数えます。

正多面体・積み木の問題:試験での出方

受験先ごとの出やすさ(泉の集計による参考値)
国家一般職★★☆国家専門職★★☆
地方上級★★☆東京都★★☆
特別区★★☆市役所★★☆
国家総合職★☆☆

ほとんどの受験先で★2つです。国家公務員の試験では頂点を切り落とした多面体の数を聞く問題、地方の試験では穴を開けた積み木の個数を段ごとに数える問題がよく見られます。

よく出るタイプ

正多面体・積み木の問題は、次の3つのタイプに分けられます。カードを押すと、そのタイプの解き方に切り替わります。

このほかに、小さな部品を組み合わせて大きな立方体を作るときの最も少ない部品の数や、直方体の対角線が通る立方体の数を聞く問題も出ることがあります。どれも段ごとに分けて数えるのが基本です。

次にやること

「正多面体・積み木」の問題一覧(18問)

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